とある1日 ページ2
＿
午前６時。
山風家に鳴り響くアラームの音。
目覚ましを止め、大きく伸びをする青年。
この家の次男、翔。
大きく欠伸をして、ベッドから降り、着替えてリビングへ。
「おはよう、翔兄。」
「おはよう潤。今日の朝飯、何？」
リビングに入ると、既にキッチンで朝食の準備をしている五男の潤。
「朝起きて早々に
ご飯の事ですか？
本当に翔兄は食いしん坊ですね〜。」
リビングのソファーに横になり、ゲームをしている四男の和也。
「朝食は１日のエネルギーだぞ？
それに潤の作る飯は、なんでも旨い！！」
「どうでも良いけど、翔兄？
先に顔洗ってきたら？」
翔の力説を軽く流し、潤は翔にそう告げた。
翔が洗面所に向かっていき、
「さて、と・・・。
私はお寝坊さんたちを起こしてきますか。」
和也もそう言ってリビングを後にし、３階に。
「智兄、起きてくださいっ！！
もう６時過ぎてますよ！！」
３階の一番奥の部屋。
こんもりと盛り上がった布団を勢いよく剥がし、丸まって眠る人を起こす和也。
「・・・んぁ〜
・・・あと５分・・・。」
「そんなに待てません。
今すぐ起きてください！！」
和也に容赦なく肩を揺すられ、嫌々起きた青年。
一応この家の長男、智。
「ちゃっちゃと顔洗って、
リビングに来てくださいよ！？」
和也がそう言って部屋を出ると同時に、智はまた布団に逆戻り。
それを見透かしていたかのように、部屋を出たはずの和也が戻ってきて
「二度寝禁止！！！」
っと智をベッドから落とした。
「って・・・。
かずぅ〜、兄ちゃんには
もっと優しく・・・。」
「優しくしてほしいなら、
ちゃんと起きなさいっ！！」
ベッドから落ちた智は渋々和也の後ろについて、洗面所へと向かうのだった。
＿
- 金 運: ★☆☆☆☆
- 恋愛運: ★★★☆☆
- 健康運: ★★★★★
- 全体運: ★★★☆☆
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 559人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
mio(プロフ) - 紅音さん» コメントありがとうございます！仕事中にパッと思い付いたモノをただ書いているだけの繋がりのないお話ですが。皆様に楽しんで頂けるよう頑張りますw (2018年4月2日 20時) (
レス) id: ea853d511d (このIDを非表示/違反報告)
紅音 - すっごく面白いです！個人的にはテレパシーの話が好きです！更新楽しみにしてます (2018年4月2日 17時) (レス) id: 7123fcbb8f (このIDを非表示/違反報告)
mio(プロフ) - 桜桃さん» 嬉しいコメントありがとうございます。前後の繋がりが殆ど無い超短編集ですが、楽しんで頂けたのなら幸いです (2018年3月26日 20時) (レス) id: ea853d511d (このIDを非表示/違反報告)
桜桃(プロフ) - とっても楽しみにしてます。お話がとにかく良くて、大好きな作品です。更新楽しみにしています (2018年3月26日 20時) (レス) id: 349678d199 (このIDを非表示/違反報告)
mio(プロフ) - カノンさん» 殆どの作品にコメントして下さってありがとうございます^ ^カノン様のように楽しみにしてくださる読者様の為にも、できる限り頑張って更新します (2018年3月24日 23時) (レス) id: ea853d511d (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：mio
| 作成日時：2018年3月15日 14時
