俺ら伝説の７人兄弟∞ (ページ15)

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隆平ｓｉｄｅ

「すぅ兄～、一緒に寝ましょっ♪」

信兄にお説教されながらお部屋に戻された僕たち

僕も一旦部屋に戻って、楽器を片付けて。

枕をもって、向かうはすぅ兄の部屋。

部屋の扉を開けて中を覗けば、ベッドの上で
丸まっとるすぅ兄の背中が見えた。

その背中が、いつもより忙しそうに上下してて

「すぅ兄？大丈夫？？
　苦しなってもうた？」

僕はそう声をかけながらすぅ兄の背中を撫でた

「んっ・・・りゅ、へい・・・？」

「そやでぇ～。亮ちゃん呼ぼか？」

「ぃや・・・ぇえ・・・
　っ・・・こん、くらい・・・」

やっぱり嫌がった。

すぅ兄は小さな発作では皆を呼ばへんねん。

迷惑かけるからって、我慢してまうんよ。

やからこうして、発作が起きやすい日の夜は
主に僕が添い寝してますｗ

すぅ兄の発作センサー的な？

決して怪しい事はしてませんよ？

そんな事しようもんなら、
亮ちゃんが怖いんやもん・・・。

「わかった。
　亮ちゃんは呼ばへんからさ。
　マスクは着けとこ。その方が楽やで？」

「ん・・・ぁりがと・・・・・・。」

「お安いご用ですよぉ～。
　なんならオプションで隆ちゃん特製の
　子守歌ってのもありますけど？」

「・・・それは、ぇんりょするわ・・・」

すぅ兄の呼吸が落ち着くまで、
すぅ兄が楽な体制で支えてあげて。

暫くして聞こえてきた寝息に一安心。

今のうちに、コソッと亮ちゃんにメールして。

亮ちゃんもすぅ兄が遠慮するって事は重々承知
やから、起こさないようにそっと診察して。

「ほな、何かあったら起こしてや。」

「おん。おやすみ、亮ちゃん。」

亮ちゃんも自分の部屋に戻っていって。

僕もすぅ兄の隣に潜り込んで眠りについた。

明日も７人で楽しいこと、

いっぱい出来ますように・・・。

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