俺ら伝説の７人兄弟∞ (ページ3)

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７人兄弟の朝ページ3

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侯隆ｓｉｄｅ

関谷家の朝は

「お前ら、
　ええ加減に起きんかぁいっ！！！！！」

と言う、三男のバカでかい声から始まる。

どんな目覚まし時計より強力なそれは、近所でも有名になりつつある。

「おはよう、ヒナ・・・。
　なぁ、毎度言うけど、
　もうちょい声小さならんの？」

「おはよう、きぃ。
　そう思うならちゃんと起きてや。
　そうすれば俺の無駄な
　体力消費も抑えられるんに・・・。」

リビングに行くと、キッチンで朝食の準備を
してくれている三男のヒナこと信五。

人気小説家で家に居る時間が一番長いからって
理由で、家事全般を引き受けてくれとる。

三つ子やから、あんま関係無いけど、
長男の俺よりしっかりしとるんよねぇ・・・。

「おっはよーさんですぅ～♪
　今日もええ天気やねぇ～。」

「おはよう、隆。
　相変わらず朝から元気やな。」

「元気な事はええ事ですよぉ～。
　今日もパァーンッといきましょうっ！！！」

この朝から元気でよう分からんテンションな男は四男の隆平。

高すぎるテンションに
付いて行けへん時もあるけど、どんなときも
関谷家を明るくしてくれるムードメーカー。

家の兄弟４人で組んでいる超人気バンド
ＣｌｏｖｅＲのベーシスト。

「おはよぉ、兄ちゃん。
　今日も平和やねぇ～。」

「信兄、ごはん・・・。」

「寝起き早々、飯の催促かいっ！！
　おはよう、章大、タツ。」

隆のギャグに付き合っとったら、
リビングの入り口に現れた大小２つの陰。

五男で双子の兄、章大と
その背中にのし掛かるようにして寝癖まみれの
頭で現れた七男の忠義。

２人とも隆平と同じくＣｌｏｖｅＲのメンバーで
章大はギター、タツはドラムを担当しとる。

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