【はたらく細胞】俺達の日常［男主］

08.スギ花粉アレルギー ページ9

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「「こちら1146番。大量のスギアレルゲンが侵入中！至急応援を！！」」

『了解だシロ。無茶すんじゃないよ』



花粉が多くなる季節。今年もスギ花粉のアレルゲンが侵入したらしい。応援要請が来たため、遊走を使って目的地に行こうとしたのだが…。


「どわあああああ！！」

「ぎゃああああああ！！」


『………なんでこんなにヒスタミン出てんだ…！またマストがやらかしたか？！』

ヒスタミンが大量に出てしまっているせいで、仲間の免疫細胞達が何も出来ていない状態が続いていた。









「……こ……………これが……大噴火(くしゃみ)、地殻変動(鼻づまり)、大洪水(涙)………！！」

「これが言い伝えの………スギ花粉アレルギー…」



着いた時にはご覧の有様。ボロボロでめちゃくちゃの状態だった。





『絶対これマストだ。ヒスタミン出し過ぎたな………』

俺がそう言った途端、細胞達がマスト細胞と喧嘩を始めてしまった。ごめんマスト、あっやっぱり今のは撤回で。



「収拾つかなくなってきた……」

でしょうね。俺もそう思うよ。


「まぁでも……どんな事情があろうと職務放棄は許されない。それが俺達の宿め」


「白血球さん！！！！」

後ろからゴロゴロと音がして、赤血球の声も聞こえた。



そして＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿









「白血球さーーん！！！！」

俺とシロ、そして記憶細胞は赤血球が運んできた大きな玉に直撃したのであった。

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