【はたらく細胞】俺達の日常［男主］

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落ちていく中、俺はこんな自分が馬鹿みたいだと思った。


『……………何やってんだろ俺……シロの事、ちゃんと考えてないじゃん』

ﾊﾊﾊｯ…と愛想笑いをする。


『………せめて、最後位自分の気持ち言うべきだったのかな…………いや、無理か…男同士なんて』



やべ、そう考えてたら涙出てきた。何だよ俺、変になったんじゃないの？







『(……………死にたく、ない……なぁ…)』









ふと、顔に冷たいものが当たる。

『……………？』


それは、「水」だった。それは次第に溜まっていき、俺を押し返すかのように勢いを増していく。



『……"生きろ"ってか？笑えてくるよ』

まぁでも………死にたくないって思った時点で




『生きる事が、普通だよな』

俺は上へと泳いでいった。





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上へ泳ぎ続けると、外が見えてきた。
そして、何か触手のようなものが近付いてきた。俺はそれを掴み、水からあがった。



『…………やぁ、クソ雑菌野郎』

「あーーサッパリした」



それと同時に、シロも水から顔を出す。セレウス菌は俺達の事を見て、顔を真っ青にした。




「『死ね！！雑菌がァアア！！！』」

セレウス菌は駆除され、この体の危機も回避された。









『あの、えと、………ごめんシロ、マジでごめん。許してくれないよね許してください』

「………別に気にしてない。俺も、体調管理にはちゃんと注意する」


あの後、シロにめっちゃ謝る俺がいた。

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