玉狛のお姫様はボーダー最強 10 (ページ24)

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〜A〜

｢桐絵さん。京介さん。8月の頭ならどこでもいいんですけど、空いてる日あります？｣

烏丸｢俺はほとんどバイト入れたからな……4日なら休みだ｣

小南｢あたしは防衛任務さえなかったら｣

｢じゃあじゃあ！4日に玉狛のみんなで遠足に行きませんか｣

小南/烏丸『遠足？』

｢私は遠足に行った事なくて……。匠さんに話したら引率の先生やってくれるって

修くん達も行ってくれるから、後は2人の予定次第だったんです｣

小南｢1回も行った事ないの！？もしかして楽しみすぎて前日から熱が出ちゃったとか！？｣

｢そうなんです。それを匠さんに言ったら、じゃあやるか、ってOKしてくれました

ちなみに集合場所は玉狛支部なんでみんな家から来て下さいね。詳しい事は紙に書いて渡しますんで｣

全員『(本格的！！)』

忍田｢何で林藤が引率なんだ！？それなら俺が｣

｢真史さんは玉狛じゃないじゃん｣

全員『(冷たっ！！)』

玉狛だけでやるっていうのが楽しみの一つなんだから

そんなに行きたいなら本部でも行けばいいのに

忍田｢俺が玉狛に転属でもしたら行けるのか｣

｢遠足のために本部長辞めるの？｣

太刀川｢ダメだからね！！俺らだって行きたいの我慢すんだから！！｣

唐沢｢この部屋が…………｣

龍希｢あれ…｣

｢龍希さん！どうしたの｣

龍希｢ボーダーの説明を受けていたところだ。俺は粗方のトリガーの事しか知らないからな｣

｢どうだった。広かったでしょ｣

龍希｢どこの造りも似すぎていて迷いそうだな｣

｢だよねだよね！紛らわしいよね！もっと言って！外部の人の声聞けば造り直すかもしれないし｣

龍希｢今更直さないだろ｣

｢じゃあ言わなくていいや｣

龍希｢浮き沈み激しいな｣

｢だってさ……｣

未だに迷うんだもん

それぞれの廊下に目印付けて欲しいって頼んでるのに採用されないし

私が玉狛支部所属ってのもあるんだろうけど、最近はよく来てるんだから善処してくれてもいいのに

そういう思いやりがないとパワハラのブラック企業って思われても文句言えないんだから