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〜A〜
三河の性
それって欲しいって言って貰えるもんだと思ってた
もっと詳しいこと聞いたら教えてくれるかな
私は……知りたいのかな？
三河｢どうしたの？｣
｢ううん！何でも。それよりさ、和紀さんが玉狛来るなんて珍しいね｣
蔵内｢Aに用があってね。根付さんから頼まれ事で｣
｢ほうほう｣
蔵内｢A？｣
いらないチラシの裏にデカデカと書いて和紀さんに見せた
玉狛にご用の方はお土産持参で
小南｢あの玉狛って、Aにってことよね｣
｢これ。入り口に貼っとく｣
林藤｢それはいいけどさ。ここに来た奴ら全員、一度は引き返す羽目になるぞ｣
｢人と会うのにお土産は必須です｣
蔵内｢食べながら話そうと思ってシュークリーム持ってきたけど｣
迅｢あれ、Aどっか行ったな｣
烏丸｢戻ってきた｣
｢どうぞどうぞ。ここにお座り下さい。このイルカも膝に乗せていいよ｣
蔵内｢これは土産を気に入ってくれたと解釈していいのか？｣
｢いいんです。レイジさん。お茶｣
レイジ｢ジュースじゃなくていいのか｣
｢お客さんにはお茶って相場が決まってます。私はオレンジジュースで｣
レイジ｢どうせなら同じやつを出すが？｣
｢和紀さんはどっちが飲みたいですか｣
蔵内｢Aと同じのがいいかな｣
小南｢普通に同じのって言えばいいのに敢えて、Aとって付けたわね｣
宇佐美｢こりゃガチで狙いにいってるみたい。最近はうってぃからAちゃんのこと聞くような連絡いっぱいくるし｣
迅｢何それ。初耳なんだけど｣
宇佐美｢うん。言ってないから｣
シュークリーム食べてると反対側からクリームが零れ手についてしまった
困っていると三河さんが手を拭いてくれた
｢ありがと｣
三河｢それはいいんだけどさ。あの箱何？Aから僕宛てになってるけど｣
｢猫型ロボットが出る漫画。今ある巻ネット注文したの。ボーダーに寄付された如月のお金って私のためのものだから買った｣
三河｢使い方は自由だからね。これ読んで僕はどうしたらいいの｣
｢何か道具作って｣
便利な物って持ってて損はしない
私も読み返して欲しい道具、リストアップしとこ
三河｢ああ、そういうこと。いいよ｣
1冊取ってはパラパラって、そこそこの速さでめくっては、何と何が作れるって言った
私の知ってる速読とは
頼んどいて何だけど、三河さんってちょっと怖い
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作者名：まゆ
| 作成日時：2022年10月5日 16時
