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〜A〜
｢別にバレてよくない？私の親があの人だって」
忍田｢ダメだ」
｢ボーダーの体裁のために？」
忍田｢違う」
｢隠さなくても迅さんと太刀川さんはうっすらとでも気付いてるはずですよ」
桧谷麻理をお姉ちゃんと呼んだ時点で、私を桧谷関係者だと思うのが妥当
忍田｢迅はともかく慶が気付くわけないだろ？」
うわ……酷い
いくら太刀川さんでも気付くって。絶対
え……そんなに(頭が)悪く思われてるの？
だって大学生だよね？
弟子なんだからもっと信じてあげればいいのに
忍田｢あー…そうだA。その、唐沢さんのこと…どう思う」
｢いきなり何ですか」
忍田｢答えてくれると有難いんだが」
｢どうって…仕事出来る人だなぁって。あとは……カッコ良いけど性格悪いからモテなさそう？」
忍田｢もし、もしもだぞ。唐沢さんに告白されたらどうする」
｢どうするって……それ例え話しにもならないよ？私と唐沢さん。歳いくつ離れてると思ってるの？」
忍田｢そ…そうだな」
唐沢さんって本部長様と同い歳だっけ？
歳の割に若く見えるよね
若作りしてるのかな。2人とも
忍田｢それと」
｢まだあるの」
忍田｢広報活動の件だが……」
私がいない会議で出た案が採用されていた
あの状況で私を使おうとしてる
内容聞く限り広報というより、ただのバイトなんだけど
烏丸先輩のバイト先を一つ借りてボーダー隊員で店をやるって……
メニューもその日だけの限定Ver.
普通の
忍田｢最後にもう一つ。いい加減本部長様と呼ぶのはやめてくれないか」
｢やめるのはいいですけど……」
忍田｢本当か！？」
｢ボーダーという組織が信頼するに値するなら」
忍田｢俺達はもうAを疑わない。信じると決めたんだ」
｢それはそれは。どこまで信じていいのやら」
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作者名：まゆ
| 作成日時：2018年12月23日 15時
