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〜忍田〜
太刀川｢忍田さーん。なんか機嫌いいね」
忍田｢ん？そうか？」
初めてAが自分で食べてくれたからな
食べ終わると私の顔を覗き込んでくるから力いっぱい抱きしめた
親子なら当たり前のスキンシップだと思うが、娘が父親にああいう事されるのは嫌なものだろうか？
特に女の子は父親離れが激しいとも聞く
Aに拒絶される未来を想像するだけで凹む
忍田｢なぁ慶。嫌いな物を食べたとき、ご両親に褒められたか？」
太刀川｢何その質問」
忍田｢いいから答えてくれ」
太刀川｢でも俺嫌いな物は食べた事ないよ。全部捨ててたし」
忍田｢威張るとこじゃないぞ！食べ物を粗末にするな！」
太刀川｢いいじゃん。そんな昔のこと。それより模擬戦やろ。今日は勝てそうな気がするんだ」
忍田｢入ったばかりの子供が何言ってる。それと私は仕事中だ」
太刀川｢仕事って……紙にハンコ押してるだけじゃん」
忍田｢それが仕事なんだよ！」
太刀川｢え……！？本部長の仕事ってそんな楽なの？俺もなれるかな〜？」
忍田｢はぁーーー。もう出ていけ」
太刀川｢模擬戦は！？」
忍田｢やらん」
というか慶の奴
毎日本部で見かけるが学校には行ってるんだよな？
太刀川｢どこ行くの」
忍田｢城戸さんのとこだ。行くか？」
忍田｢行かない！」
必要な物は揃えると約束したはずなのに
城戸｢ボーダー支援の金を、民間人のために使えと？」
忍田｢約束が違う！」
城戸｢あの部屋に物を運べば隊員達に気付かれる恐れがある」
忍田｢あの子に…Aに地べたで寝ろと！？」
城戸｢人の話しを最後まで聞きたまえ。君の仮眠室で寝かせろ。ただし明け方には部屋に戻せ」
忍田｢私に家に帰るなと？」
城戸｢嫌ならそれでもいい。ちょうど唐沢くんが本部に泊まり込むから彼の仮眠室に｢私の部屋で寝かせます」
城戸｢くれぐれも見つかるな」
忍田｢そんなに念を押さなくても分かっています」
本部長室か
沢村くんに見つかないようにしないと
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作者名：まゆ
| 作成日時：2019年2月7日 15時
