玉狛のお姫様はボーダー最強 8 【過去編】 (ページ44)

今日:8 hit、昨日:27 hit、合計:48,517 hit

384 ページ44

ー卒業テスト当日ー

～A～

難しいな

満点じゃないと合格にならないし

制限時間は1つの教科30分

順調に解けてたのに、最後の問題がどうしても解らない

これ昨日やろうと思ってたやつ

なのに忍田さんがちょっかい出してくるから……！！

落ち着いて問題をよく見れば……

麻理｢お疲れ。どうだった？」

｢忍田さんのせいで最後の問題間違えたかも」

麻理｢また、かまって欲しいって言ったんですか？」

忍田｢仕方ないだろ。Aとこうしていられるのもあと少しだと思うと寂しくなったんだ」

麻理｢いい加減子離れ……A離れしてくださいよ」

テストの結果は郵送で送られてくる

手応えはあったんだけどな

どうだろ

これで受かってなかったら小学1年生から通わないといけない

それもそれでいんだけど

忍田さんが責任感じて落ち込んでる

あんな言い方したけど、テストなんて自己責任だし

．

｢忍田さん。仕事はいいの？」

忍田｢今は有給中だからいいんだ」

｢有給？休み？なら何でここにいるの？」

忍田｢ここに通知が届くんだから、いるのは当然だろ」

｢城戸さん宛てでくるんだよ？」

忍田｢俺が受け取るんだ！！」

｢忍田さん………そんなにソワソワしても結果は変わらないよ」

テストが終わってもう3日も経つのに、忍田さんはずっと、それこそ一睡もしないまま結果を待ってる

沢村｢忍田本部長。城戸司令がお呼びです。Aちゃんも一緒にと」