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〜忍田〜
東｢うわー。派手にやらかしましたね」
忍田｢悪いな。非番なのに」
東｢暇なのでいいんですけど。例の子ですか？やったの」
ほとんどの書類は乾かしても無意味なほど悲惨なことに
東｢探して怒らないんですか？」
忍田｢怒る？」
東｢すいません。言い方悪かったですね。注意です注意」
忍田｢別にいいだろ。急ぎの
東｢悪気あってやってたら相当ヤバいですよ」
忍田｢だろ？だから……」
東｢叱ってくださいよ。次も同じことやったらどうするんですか」
忍田｢叱ったら、同じことされるだろ」
東｢されるんですか……」
最近のAは仕事が中断されればかまってもらえると思い込んでいた
今回は絶対わざとじゃないと分かってるし怒るつもりはなかったんだが、風の速さで逃げたから急遽、東を呼びつけた
東｢そういえばあの子って本部長の何なんですか？」
忍田｢何とは？」
東｢だって普通に本部長室に通ってるし」
ここが現在のAの
東｢本部長は怒らないし」
怒って嫌われたくない
東｢あとトリオン凄いし」
忍田｢……それ関係あるか？」
東｢ないですね。で、どこの子ですか？本部長の隠し子？」
忍田｢私はまだ独身だ」
東｢独身でも子供は出来ますよ？」
忍田｢東………！！！」
東｢冗談ですよ」
血の繋がりはなくてもAは俺の娘だがな
1から書類を作り直しているとノックと共にAが戻ってきた
忍田｢………((ｲﾗｯ」
唐沢｢(文句言いたいけど、東くんがいる手前、出来ないって感じか。いてくれて助かった)」
唐沢｢ほら。謝るんでしょ？」
繋いでいた手を離してAの背中を軽く押した
その手でAに触れるな！
と、言いたいが東がいる以上それを口にはできない
｢んーと…ごめんなさい」
手に持っていた缶コーヒーを俺にくれるのかと思いきや、東に渡した
渡す相手間違えてないか？
｢忍田さんはこれ」
そう言って膝の上に乗っかった
東｢え………」
忍田｢勘違いするなよ。こういうことだ」
頭を撫でると満足そうな笑みを浮かべた
最近ではこれがAのマイブームらしい
東｢おかしいでしょ。それがお詫びなんですか？」
忍田｢そうだが？」
東｢甘すぎないですか」
忍田｢そんな事ないだろ」
東｢(そんな事あるって)」
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作者名：まゆ
| 作成日時：2019年2月7日 15時
