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〜忍田〜
太刀川｢だぁー！また負けた！俺って強くなってないのかな？」
忍田｢そんな事ないぞ。今までは開始数秒で首を斬られていたのが、今じゃ体を真っ二つにされるだけじゃないか」
太刀川｢どっちにしても負けてるし、何なら瞬殺にも変わりないないけどね」
久しぶりの模擬戦は慶が成長したと思わせるほど強くなっていた
太刀川｢そういえばさ。ほら、あの…Aだっけ？正隊員になったの？俺と出水のとこにはあれ以来来てないからさ」
忍田｢…………今日はもう終わりだ」
太刀川｢え！？ちょ……」
何を考えているんだ俺は
慶や出水には頼まず他の隊員に頼んだのかもしれないのに
忍田｢三輪！聞きたいことが……」
三輪｢あの子？俺のとこには来ていませんが」
･
忍田｢東！当真！あの子……Aはお前達の元に来たか」
東｢来るには来るんですけど」
当真｢対戦はしないっスよ」
･
風間｢彼女なら歩いているのはたまに見ます」
迅｢いっつも誰か探してるみたいだけど」
･
忍田｢A！！」
部屋では1人で計算ドリルを黙々と解いていた
忍田｢トリガーを起動してポイントを見せてくれ」
｢…………
忍田｢行く前に見せなさい」
｢いーやー！！」
忍田｢なら今日のおやつは抜きだ」
｢おうぼう」
忍田｢そんな言葉どこで覚えたんだ。それより見せろ」
おやつの
あの日からポイントが全く変わっていない
時間をかけてと言ったのは俺だ
Aはそれを守ってるんだなきっと
ならなぜ1ポイントも増えていない？
｢あのねー。みんなねー。忙しそうだったの」
忍田｢そうか。忙しそうだったか」
そうだそうだ
Aはそういう子だ
相手のことを
忍田｢なら今から行こうか。ちょうど慶が暇を持て余しているとこだ」
激しく抵抗するAを抱きかかえて、人払いした仮想訓練室に連れてきた
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作者名：まゆ
| 作成日時：2019年2月7日 15時
