582ー如月編 終了ー ページ50
ー翌日ー
ここが如月家本邸
私には取り壊される廃屋にしか見えない
私の新しい親は日本人ではなく外国人
こんな所に呼び出されて困惑、というかありえないという顔をしている
光月｢俺じゃなくてコイツなんで｣
すごくしれっと三河さんを指差した
それってわざわざ、ここに場所を変えたってことだよね？
光月｢実はですね。こちらの手違いで彼女が親を欲っしていないことが判明したので、こちらの書類にサインを頂こうかと｣
里親｢老い先短い私の願いを汲み取ってはくれんのか｣
光月｢私もそうしたいのですが……｣
里親｢私はサインなんてせんぞ｣
｢3人とも。下がって！！｣
怒鳴り声と当時にモールモッドが現れた
さて、どうしようか
今の私にはトリガーない
あるにはあるんだけど……
鈴白を起動させようとすると、三河さんがそれを止めた
里親｢な、何だあれは……！？｣
光月｢この国に巣食う化け物です。残念なことに戦う術はありません。ですが、貴方と違って我々は動ける。これが何を意味するかお分かりですよね？｣
警戒をさせないような笑顔は恐怖心を煽った
この人を囮にして私達なら逃げられるからだ
光月｢貴方の命に口を出すつもりはない。サインするか否かを決めるのを私ではないので｣
里親｢す、すればいいんだろう！！｣
光月｢ついでにこっちにもお願いします｣
里親｢これは……。如月！！これまでの恩を忘れたか！！｣
光月｢そんなもの俺は知らない。お前に択されているのは、ここで死ぬか、サインして二度とこの国に足を踏み入れないかだ｣
里親｢貴様……っ！！｣
光月｢嫌なら老い先短い命がここで消えるだけだ｣
本気のあの目は三河さんそっくり
サインをさせたあとは、拇印も押させた
証人は私達だ
三河さんは私から手を離した
｢トリガーオン。鈴白起動｣
時間の止まった世界でモールモッドを瞬殺した
光月｢ん？怪物はどこいった？お前の仕業か三河｣
三河｢知るか｣
｢ねぇねぇ。これからどうする？私はね。ご飯食べに行くのがいいと思う｣
三河｢食べたい物でもあるの？｣
｢“おにぎり亭”のおにぎり｣
三河｢Aは店を見つけるのが上手だね｣
｢もちろん｣
一度、届かなかった手は、今度は届いた
それが嬉しくて繋ぐ力がつい強くなった
三河｢どこにも行かないよ？｣
｢知ってる｣
光月｢へぇ……。アイツでも笑ったりするのか｣
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まゆ(プロフ) - うゆさん» コメントありがとうございます！！素敵なコメント、とても励みになります！！ (2020年12月26日 17時) (
レス) id: 8902c85bfe (このIDを非表示/違反報告)
うゆ - こんにちは！いつも読ませていただいています。無理にとは言えませんが更新頑張ってください。続きも楽しみにしてます！ (2020年12月26日 17時) (レス) id: 48feb99a4c (このIDを非表示/違反報告)
まゆ(プロフ) - コメントありがとうございます！！最近は王道ストーリーに戻ってこれたので一安心してます(笑)ほんとだ……。気付きませんでした！教えてくれてありがとうございます！！ (2020年8月31日 13時) (レス) id: 1db8013159 (このIDを非表示/違反報告)
スイ - こんにちは！いつも楽しく読ませていただいています！あの、題名が41の後47になっているのですが・・・ (2020年8月31日 12時) (レス) id: da4fd86884 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：まゆ
| 作成日時：2020年8月12日 12時
