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〜A〜
朝宏｢もちろんだよ。お前が死ねば｣
その一言に真史さんを始めとした何人かが殺気立った
鋭い刃となって突き刺さるのを無視出来るのは流石だ
前ならともかく、今の私では気にしてしまう
それぐらい敏感になってしまった
朝宏｢よく考えてみろよ。守るために出ていった家に戻ったんだ。それほどAが大事ってことだろ？｣
｢だとしても、誰がそれを伝えるの。私は……連絡が取れない｣
朝宏｢本当に？電話が繋がらないとかメッセージの返事がないだけか？｣
｢う、うん｣
朝宏｢なら連絡は取れている。だってメッセージは、既読ついてんだろ？｣
｢……あっ！！｣
返事がないだけでメッセージも届いてないと思い込んでしまっていた
だっていつもは1分以内に返信がきてたから
すごいな朝宏さんは
そんな盲点によく気付くよね
｢あれ？でもさ。死んじゃったら私は、三河さんに会えないよ？｣
そこが重要ポイントなのに
一方的じゃなくて私が、三河さんに会いたいんだ
話しをしたい
名前を呼びたい
朝宏さんはニッコリ笑ったまま答えない
自分で考えろってことかな
朝宏｢俺は、何も言ってない｣
｢え……？｣
太刀川｢何言ってんのこの人。めっちゃ喋ってたじゃん｣
朝宏｢ここからはお前が背負ってきた“責任”の問題になる。そして俺は、それを背負って責められるつもりはない｣
なるほど
そういうことか
これは私が勝手にすること
そうでなければ都合が悪いんだ
｢うん。全部、私が考えたこと。朝宏さんは何も言ってない｣
自分が何をすべきかは、ちゃんと教えてくれた
大丈夫
運が悪くなければ死んだりしない
痛いのは慣れてる
精神的なものと比べたら全然だ
｢ねぇ朝宏さん。どうして答え合わせをしようとしたの｣
朝宏｢深い意味はない。ただ……終わると思ったから。如月良樹から如月光月に当主が変わった時点で、もう……終わりがくると確信したから｣
｢知らないんだよね。如月の人｣
朝宏｢初対面なのにふざけた名前って言われた｣
｢ふざけてるの？｣
朝宏｢まさか。俺に対して失礼だよね｣
｢じゃあ何で、私に如月に行けと言ったの。それはつまり、保護下に入れってことでしょ｣
朝宏｢言ったろ？良い奴だから。如月光月は、生きた人間にも、死んだ人間にさえ敬意を払うから｣
私にはその答え合わせは出来ない
朝宏さんのように点と点を結ぶ頭がないからだ
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まゆ(プロフ) - うゆさん» コメントありがとうございます！！素敵なコメント、とても励みになります！！ (2020年12月26日 17時) (
レス) id: 8902c85bfe (このIDを非表示/違反報告)
うゆ - こんにちは！いつも読ませていただいています。無理にとは言えませんが更新頑張ってください。続きも楽しみにしてます！ (2020年12月26日 17時) (レス) id: 48feb99a4c (このIDを非表示/違反報告)
まゆ(プロフ) - コメントありがとうございます！！最近は王道ストーリーに戻ってこれたので一安心してます(笑)ほんとだ……。気付きませんでした！教えてくれてありがとうございます！！ (2020年8月31日 13時) (レス) id: 1db8013159 (このIDを非表示/違反報告)
スイ - こんにちは！いつも楽しく読ませていただいています！あの、題名が41の後47になっているのですが・・・ (2020年8月31日 12時) (レス) id: da4fd86884 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：まゆ
| 作成日時：2020年8月12日 12時
