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〜A〜
人様の家というのはどうも気を遣って仕方ない
しかも日中はカフェで働いてるから、実際は赤の他人が無人の家に住み着いている状態
神橋｢(この子すげーな。この3日間。特に何もせずゴロゴロしてる)｣
｢今日は……わかめうどん｣
神橋｢俺が言うのもなんだけどさ、もうちょっと、こう……さ。今後のこと考えたほうがいいんじゃないか｣
｢たってもう何しても手遅れなんだもん｣
神橋｢そう……。あ、これ。差し入れだって｣
｢佐野屋のお菓子だ。誰から？｣
神橋｢え！？っと……あーうん。知り合い｣
よほど言いたくない人なのだろうか
私が佐野屋を好きと知っていて、尚且つここにいると知っているのは……
朝宏さん？
聞いたところで本当のことを答えてくれるとも限らない
だから、聞かないことにしよう
｢いちご大福だぁ〜｣
神橋｢好きなのか？｣
｢うん。ぶどうとみかんもある｣
丸々1個、入っているから食べ応えがある
中の果物も期待を裏切らない美味しさ
神橋｢ボーダーってさ。退職金みたいなの出ないのか。一応は会社みてぇなもんだろ｣
｢記憶は消されるよ？｣
神橋｢は？んだそれ｣
｢ざっくり言うと、自分達に都合の悪い記憶は消しちゃう……だったかな？｣
神橋｢いやいやいやいや。どんなブラックだよ！？｣
｢組織なんてそういうものですよ。一つ食べる？｣
神橋｢ほんと大物だな。お前は｣
｢？？ありがとう｣
神橋｢褒めてはねぇな｣
｢悪口？｣
神橋｢でもない｣
神橋さんは悩みながらも、大福に手を伸ばした
神橋｢まぁ……思ったことを口にしただけだから気にすんな｣
｢ええー……。意味もなく言われると気になる｣
神橋｢そういうお前はどうなんだよ。いくら縁を切ったとはいえ、一方的に傷つけられたままじゃ納得できないだろ｣
｢んーー……。んーー……？｣
神橋｢聞いた俺が悪かった。後腐れないんだな｣
｢どうだろう。別に繋がりがなくなっても、辞める必要まではなかったかもしれないと思うと、ちょっとだけ後悔してる｣
神橋｢冷静な判断が出来てるのはいい事だよ｣
｢だってさ。拓磨さんに会えないんだもん｣
神橋｢誰だよそれ｣
｢ボーダーで一番カッコ良い人｣
その拓磨さんの留守番には、少しでいいから話しがしたいという、明らかに誰かに言わされたようなセリフが残ってた
今となっては、ボスからの着信も消去してるし、ある意味正しい判断してる
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まゆ(プロフ) - うゆさん» コメントありがとうございます！！素敵なコメント、とても励みになります！！ (2020年12月26日 17時) (
レス) id: 8902c85bfe (このIDを非表示/違反報告)
うゆ - こんにちは！いつも読ませていただいています。無理にとは言えませんが更新頑張ってください。続きも楽しみにしてます！ (2020年12月26日 17時) (レス) id: 48feb99a4c (このIDを非表示/違反報告)
まゆ(プロフ) - コメントありがとうございます！！最近は王道ストーリーに戻ってこれたので一安心してます(笑)ほんとだ……。気付きませんでした！教えてくれてありがとうございます！！ (2020年8月31日 13時) (レス) id: 1db8013159 (このIDを非表示/違反報告)
スイ - こんにちは！いつも楽しく読ませていただいています！あの、題名が41の後47になっているのですが・・・ (2020年8月31日 12時) (レス) id: da4fd86884 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：まゆ
| 作成日時：2020年8月12日 12時
