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〜忍田〜
一体何なんだ
要件なら昨日済ませたんじゃないのか
何でまだ関わろうとしてくる
光月｢それで？自分達は何も悪くないと言い張って、責任の全てを擦り付けるのか｣
忍田｢貴方が余計な事さえしなければ……｣
光月｢余計？親のいない子供に家族を与える。国は、俺達のシステムを理解した上で承認してくれた｣
忍田｢その結果がこの事態なんですよ｣
光月｢はぁ……。これ以上の会話は不毛だな。岸原Aがいないなら、こんな所にいる理由もない。あぁそうだ。お前名前は？｣
朝宏｢…………俺？｣
光月｢そうだ｣
朝宏｢朝宏ですけど｣
光月｢くく。朝宏、ねぇ。随分と“ふざけた名前”だな。これ。俺の番号。ちょうど今、役員のイスが一つ空いてるんだ。お前にその気があるなら連絡してこい｣
朝宏｢そりゃどうも｣
光月｢それと。有能な精神科医もいつでも紹介してやるよ｣
わざわざ火に油を注ぎに来たのか
いい性格をしている
龍希｢お前はいつから知ってたんだ。蓮矢さんがAを……あい……して、ないと｣
朝宏｢最初からですけど｣
龍希｢だったら教えてくれてもよかっただろ。そしたら……｣
朝宏｢笑うから……。自分を愛してくれない両親の愛情を求めて、必死に笑顔を作ったから。可哀想だと思った。健気だと思った。そんな家族。早く捨ててしまえばいいと思った｣
そうだ
Aは痛みも、寂しいさえも我慢していた
それが当然であるかのように
この人の言う通りだったんだ
俺の言葉でAは傷ついた
何度も
その度にAの優しさに甘えて、苦しい
朝宏｢Aは親に愛されてる自分を演じて、そんな親が迎えに来るのを待ち続けた
いつだって
そんな愚行を繰り返すアイツが、誰かに愛されたいと思うのは罪ですか｣
龍希｢そうか。つまりあの2人が欲しかったのは守ってくれる組織じゃなくて、2人になれる時間｣
朝宏｢そうですよ。よかったですね。ようやく真実が知れて｣
龍希｢そんな真実なら知りたくもなかったよ｣
朝宏｢では、俺はこれで。これ以上いても時間の無駄なので｣
忍田｢あ……っ、待ってく……Aはどこに……｣
朝宏｢たった2週間しか一緒にいなかった俺よりも、何年も側にいたお前らのほうが知ってるんじゃないのか。だって……大切な仲間で友達なんだろ？｣
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まゆ(プロフ) - うゆさん» コメントありがとうございます！！素敵なコメント、とても励みになります！！ (2020年12月26日 17時) (
レス) id: 8902c85bfe (このIDを非表示/違反報告)
うゆ - こんにちは！いつも読ませていただいています。無理にとは言えませんが更新頑張ってください。続きも楽しみにしてます！ (2020年12月26日 17時) (レス) id: 48feb99a4c (このIDを非表示/違反報告)
まゆ(プロフ) - コメントありがとうございます！！最近は王道ストーリーに戻ってこれたので一安心してます(笑)ほんとだ……。気付きませんでした！教えてくれてありがとうございます！！ (2020年8月31日 13時) (レス) id: 1db8013159 (このIDを非表示/違反報告)
スイ - こんにちは！いつも楽しく読ませていただいています！あの、題名が41の後47になっているのですが・・・ (2020年8月31日 12時) (レス) id: da4fd86884 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：まゆ
| 作成日時：2020年8月12日 12時
