563 ページ32
ー翌日ー
〜忍田〜
幹部に正隊員
勢揃いするとは城戸さんも思わなかっただろう
三輪｢昨日、忍田本部長からAの過去を聞きました。事実……なのですか｣
城戸｢そうだ。紛れもない事実だ｣
迅｢ボスは！！知ってたのか！？｣
林藤｢あぁ。だから言ったろ。気分いいもんじゃねーって｣
小南｢ざけんじゃないわよ！！そんな酷い目に合ってるのにあたし達……｣
Aの言葉通り、終わっていく
ボーダーという組織さえも
信用も信頼も失われる
朝宏｢おや。お取り込み中でしたか｣
忍田｢貴方は……｣
龍希｢悪い。Aに用が……って、そんな雰囲気じゃなさそうだな｣
義一｢まずノックしましょうよ｣
この人達にも知る権利はある
忍田｢Aならここにはもういませんよ｣
蓮矢との約束を守り続けていたのだから
龍希｢は……？Aがあの三河の娘？｣
義一｢蓮矢さんの子供じゃなかったのかよ｣
龍希｢お前はあまり驚いてないみたいだな。アサ｣
朝宏｢いやいや。これでも驚いてますよ。ただ、まぁ……ね。んー……｣
忍田｢言いたいことがあるならどうぞ。何にせよ、あの子が我々に嘘をついていたことに変わりない｣
朝宏｢いや……大丈夫です｣
龍希｢アサ。何か引っかかることがあるんじゃないのか｣
朝宏｢言っていいんですか？本当に？後で問題とかになりません？｣
しつこいほど何度も確認を取り、首に手を当てながら困ったように部屋を見渡した
朝宏｢なんでお前らが被害者面してんの？｣
バカにしたような、冷たい目
面食らっていると、朝宏さんは続けた
朝宏｢嘘をついていた？違うだろ。お前達がつかせたんだろ。それを都合の良いように変換してんじゃねぇよ｣
忍田｢貴方に何が分かる｣
朝宏｢あﾞ？そこまで言わなきゃいえねぇのかよ。なら言ってやるよ
お前らはAが最初から三河さんの娘だと言えば素直に受け入れられたのか？無理だよな。目に見えて嫌ってるんだから
Aはそれを知っていた。それだけじゃない。お前らボーダーが、“岸原Aは桧谷蓮矢の娘でなければならない”と思っているからAはそう在った
全部お前らのために自分の心を偽って、自身を殺した
嘘をついたんじゃない。つかせたんだよ！！お前らの身勝手な考えが！！
それをAだけが悪いと決めつけて勝手に被害者面して、ふざけるな！！
お前らは加害者なんだよ！！それを自覚しろ！！｣
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 62人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
まゆ(プロフ) - うゆさん» コメントありがとうございます！！素敵なコメント、とても励みになります！！ (2020年12月26日 17時) (
レス) id: 8902c85bfe (このIDを非表示/違反報告)
うゆ - こんにちは！いつも読ませていただいています。無理にとは言えませんが更新頑張ってください。続きも楽しみにしてます！ (2020年12月26日 17時) (レス) id: 48feb99a4c (このIDを非表示/違反報告)
まゆ(プロフ) - コメントありがとうございます！！最近は王道ストーリーに戻ってこれたので一安心してます(笑)ほんとだ……。気付きませんでした！教えてくれてありがとうございます！！ (2020年8月31日 13時) (レス) id: 1db8013159 (このIDを非表示/違反報告)
スイ - こんにちは！いつも楽しく読ませていただいています！あの、題名が41の後47になっているのですが・・・ (2020年8月31日 12時) (レス) id: da4fd86884 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：まゆ
| 作成日時：2020年8月12日 12時
