558ー如月編ー ページ27
〜A〜
各隊の隊長と本部長で外でご飯を食べながら作戦を立てる
どの日に来るか分からないけど、今が夏休みということで隊員はいつでも緊急時に備えている
玉狛のみんなも、なるべく本部に足を運ぶ
忍田「警戒区域に現れると言ってもずっと留まってくれるわけでもないだろう。市街地に出さないことを徹底して欲しい」
東「現場でのイレギュラーな事態には俺と木崎で対処します」
レイジ「あらゆる状況を想定して編成部隊を作っておきたいな」
スムーズに話し合いが進んでる
むしろハイレベルすぎて私は入れない
から、食べることに集中した
忍田「で、A」
「んー?」
何かを言いかけた真史さんは私の前の食器の数々を見ては項垂れていた
もしかして食べ過ぎ?
だってする事ないし、私を店に連れてきた時点で予想は出来てたじゃん
忍田「まぁ……別にいいんだが……」
?「そうやって、言いたいことも言えないから色々と誤解、いや、真実が捻じ曲がるんじゃないのか」
厨房から出てきたのは料理人には不釣り合いなスーツを着た男性
私の注文したオレンジジュースを置いた
突然の招かれざる客にみんな唖然としてる
「今日は貸し切りですよ」
?「気にするな。ここは俺の店だ」
そんな理由で平然と座ってしまうとこは神経が図太そう
普通座らないよね?
忍田「どなたか存じませんが、我々は今……」
?「大事な話しをしている?ならば、こんなとこじゃなくてもっと人気のないとこでしたらいいだろ」
ごもっとも
定食屋でするような話しじゃないよね
共感してうなづいてると、男性は私を見て小さく笑った
?「悪気はなかったんだ。許してやってくれ」
「何のことですか」
?「アイツさ。俺達の前ではいつも同じ顔なんだ。何考えてるか読めなくて、でも、名前が変だと思ったことは一度もない。ただアイツ自身が自分の名前を好きじゃなくてな」
「それが人間の怖いとこですよ。思い込んでしまったらそのイメージは払拭出来ない」
嫌い=変
そう認識してしまったのだろう
忍田「なんだ。Aの知り合いだったのか?」
「いいえ。初めてましてです。ですよね?」
?「あぁ。思っていたより賢そうで良かった」
「それはそれは。ありがとうございます」
褒められるとは思ってなかったから、一応はお礼を言った
?「そうだ。自己紹介がまだだったな。俺は如月
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まゆ(プロフ) - うゆさん» コメントありがとうございます!!素敵なコメント、とても励みになります!! (2020年12月26日 17時) (レス) id: 8902c85bfe (このIDを非表示/違反報告)
うゆ - こんにちは!いつも読ませていただいています。無理にとは言えませんが更新頑張ってください。続きも楽しみにしてます! (2020年12月26日 17時) (レス) id: 48feb99a4c (このIDを非表示/違反報告)
まゆ(プロフ) - コメントありがとうございます!!最近は王道ストーリーに戻ってこれたので一安心してます(笑)ほんとだ……。気付きませんでした!教えてくれてありがとうございます!! (2020年8月31日 13時) (レス) id: 1db8013159 (このIDを非表示/違反報告)
スイ - こんにちは!いつも楽しく読ませていただいています!あの、題名が41の後47になっているのですが・・・ (2020年8月31日 12時) (レス) id: da4fd86884 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:まゆ | 作成日時:2020年8月12日 12時