535 ページ3
〜東〜
俺と根付さんで考えた
長期戦を覚悟していたのにまさか1日で収めるとはな
あの様子だとAが三雲贔屓なのが嫌で評価を下げたかったんだろうな
残念ながら全くの無意味に終わったが
前回の試合も玉狛第二が勝つと信じて疑わなかったみたいだし、なんだか羨ましいな
｢春秋さん。今のが噂の……｣
東｢分かってる。でも多分もう大丈夫だろ｣
｢？？なんで？？｣
東｢Aのおかけだ｣
｢何もしてませんけど｣
無自覚にモテる奴はこういう時厄介だな
どう説明しても伝わらなさそうだ
東｢あんまりC級の前で三雲達ばかり褒めるなよ？｣
噂の原因は彼だとしても、元凶はAだ
それを根付さんに報告したら益々Aと距離を取らされるかもしれない
これ以上刺激しないように男の隊員は近付くな、とか
｢修くん達の割合が多いだけで、ちゃんと他の人も褒めてますよ｣
東｢その、多いのがダメなんだ。褒めるなら平等にだ｣
佐鳥｢東さーん。今いいですか｣
東｢すぐ行く。じゃあA。約束だからな｣
｢はーい｣
無邪気な返事
どこまで理解しているのやら……
佐鳥｢東さん。お疲れですか？｣
東｢ちょっとな｣
佐鳥｢実はこの子らがどうしても東さんに直接確認したいって言うものでして……｣
東｢確認？何の｣
C級2｢噂のことです｣
東｢あぁ……あれね。まぁ、それで合ってるよ。多分｣
C級3｢ほうら。東さんが言うんだから間違いないよ｣
C級2｢だね！お時間取らせてごめんなさい｣
東｢いいよ。じゃ、訓練頑張れよ｣
やけにアッサリ信じたな
俺は入ったばかりの隊員にそんなに信頼されてるのか？
嵐山とかのほうが人気あるだろうに
東｢なぁ佐鳥｣
佐鳥｢はい？｣
東｢変な事を聞くが、ボーダーに俺の信者っているのか？｣
佐鳥｢またまた〜。何言ってるんですか。めっちゃいますよ｣
東｢え……いるのか｣
佐鳥｢正隊員にもC級にも。マジでご存知なかったんですか？｣
東｢それは……さ。あーー……いや。何でもない｣
俺は一歩引いて見守ってるだけで良かったのに最近の危なっかしいAを見るようになってから、誰よりも近い距離で支えてやりたいと思うようになってきた
贅沢な願いだとはちゃんと理解している
それでもAの世界に足を踏み入れたいんだ
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 62人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
まゆ(プロフ) - うゆさん» コメントありがとうございます！！素敵なコメント、とても励みになります！！ (2020年12月26日 17時) (
レス) id: 8902c85bfe (このIDを非表示/違反報告)
うゆ - こんにちは！いつも読ませていただいています。無理にとは言えませんが更新頑張ってください。続きも楽しみにしてます！ (2020年12月26日 17時) (レス) id: 48feb99a4c (このIDを非表示/違反報告)
まゆ(プロフ) - コメントありがとうございます！！最近は王道ストーリーに戻ってこれたので一安心してます(笑)ほんとだ……。気付きませんでした！教えてくれてありがとうございます！！ (2020年8月31日 13時) (レス) id: 1db8013159 (このIDを非表示/違反報告)
スイ - こんにちは！いつも楽しく読ませていただいています！あの、題名が41の後47になっているのですが・・・ (2020年8月31日 12時) (レス) id: da4fd86884 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：まゆ
| 作成日時：2020年8月12日 12時
