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〜ヒュース〜
コイツらは何を言ってるんだ？
好きというのは特別な感情のことだろう？
確かにAの強さは認めたが、それだけだ
ゆり｢そんなに気にしちゃって、Aちゃんのこと好きになった？｣
ヒュース｢好き？Aは同じ玉狛の人間だろう？それに思うことはない｣
迅｢そうだな。じゃあヒュースは
訳:Aに惚れたら許さない
仲間？
違う
俺はいずれ本国に帰る
こんな連中と仲間になった覚えはない
利害の一致があったからこそ手を組んだ
それだけ
陽太郎｢くろうにんはAを好きにならないのか｣
ミカエル｢いやー。親子ほど離れてますからね｣
林藤｢いいんじゃないのか。実際、父親代わりの忍田なんて、普通に好きなんだし｣
な……なんなんだ一体
親が子を……？
やはり
頭がおかしいと言われても不思議じゃない
迅｢ところでさボス。ちょっと小耳に挟んだんだけど唐沢さんってAが好きなの？本人に確かめても酔ってて覚えてないって言うんだけど｣
林藤｢好きに決まってるだろ。俺みたいに一歩引いて客観的に見てると、他人のそういうのが分かっちまうんだよ｣
烏丸｢そういうボスは？｣
林藤｢俺は……アイツを好きになるにはあまりにも……傷つけすぎた｣
修｢それって……｣
修は林藤の言った意味が分かったらしく悲しそうな表情を浮かべた
それは少しモヤッとした
俺はここに軟禁されていたがAのことを知っているわけではない
それが無性に嫌で嫌でたまらない
この中で俺だけがAを知らない
あの男に手を引かれるAを見て胸に痛みが走った
これまでに受けた攻撃よりも痛かった
あの手を引いて俺だけを見て欲しいなんて……
コイツらはそういう経験がないのか？
それとも長くここにいたせいで俺の体がおかしくなったのか
どっちだ
目を閉じるとなぜかAの笑顔が浮かぶ
それは色んな感情が込められていて、そんな顔をするならいっそ国に連れ帰りたいなどと世迷言を思っていた
おかしいのは俺自身だ
熱を帯びた手が急激に冷えたりして、まるでずっとAに触れていたいなんて
こんな想い、俺は知らない
ただ分かるのはAのいないここは余りにも
冷たく退屈だった
早く帰って来いなどと笑ってしまうようなことを思った
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まゆ(プロフ) - うゆさん» コメントありがとうございます！！素敵なコメント、とても励みになります！！ (2020年12月26日 17時) (
レス) id: 8902c85bfe (このIDを非表示/違反報告)
うゆ - こんにちは！いつも読ませていただいています。無理にとは言えませんが更新頑張ってください。続きも楽しみにしてます！ (2020年12月26日 17時) (レス) id: 48feb99a4c (このIDを非表示/違反報告)
まゆ(プロフ) - コメントありがとうございます！！最近は王道ストーリーに戻ってこれたので一安心してます(笑)ほんとだ……。気付きませんでした！教えてくれてありがとうございます！！ (2020年8月31日 13時) (レス) id: 1db8013159 (このIDを非表示/違反報告)
スイ - こんにちは！いつも楽しく読ませていただいています！あの、題名が41の後47になっているのですが・・・ (2020年8月31日 12時) (レス) id: da4fd86884 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：まゆ
| 作成日時：2020年8月12日 12時
