違う、私が愛されたいのは闇AUじゃない！ (ページ4)

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まいにち　さそわれる　デートページ4

『ごちそうさま！美味しかった・・・』

　よし、お皿洗おう。

　流石にいつも洗ってるよ？

　そこまでやらせちゃ申し訳無いじゃん。

　『あっ、パピルス君も手伝ってくれるの？』

　マーダーの所の弟くん。

　見えるのはマーダーと私だけらしい。

　幽霊だから触れないんだけどね。

　だけど、とにかくカワイイ。

　いい子だしいつも手伝おうとしてくれる。

　兄もこの子を見習え。

　『大丈夫だよ、もう終わるから。』

　あとこの子喋らないんだよね。

　マーダーには声が聞こえるみたいだけど。

　『よし、おわり！』

マダ「おい、A。」

　うわ、兄襲来。

　なんでお皿洗いが終わった途端に来るのさ。

マダ「遊びに行こうぜ。」

　『今日は本家に行く日だから無理。』

　数日前から楽しみにしていたんだよね。

　サンズに会えるの楽しみ!

マダ「・・・またアイツの所かよﾎﾞｿ」

　『というか、いつも誘ってくるよね。』

　私この前サラッと振らなかった？

マダ「お前に振られたとき諦めねぇって言っただろ。」

　言ってたなぁ、諦めないって。

　『でも私と出掛けて、マーダーは良いの？』

　私といて辛くないのかな、って。

　だって振られた相手なんだよ。

　いくら諦めないからって・・・

マダ「お前は出掛けるの、迷惑だったか？」

　ぐっ・・・可愛い。

　急に上目遣いするなんて完全に
　自分の顔の良さを分かってやってる・・・。

　それに普通に楽しいんだよね。

　パピルス君もいるし。

　『迷惑では無いし楽しいよ。』

マダ「オレも辛くなんてねぇよ。」

　『えっと、声に出てた？』

マダ「顔見りゃわかる。」

　あ、もうそろそろ時間だ。

　着替えて本家の所に行かないと！

　『それじゃあね！』

マダ(出掛けるのも二人きりで居たいだけなんだよな・・・)

パピ(全く、兄ちゃんは素直じゃないなぁ)