検索窓
今日:3 hit、昨日:0 hit、合計:32,309 hit

震える指先で ページ13

.side Princess








岸「紫耀は多分気づいてないよ。あいつ、自分がモテてるのナチュラルに知らないタイプだから」









「そこがいいんだよ」








岸「昨日の紫耀も?」









後ろの黒板から、振り返ると岸くんと視線がぶつかる。


何となく居心地の悪いソレに、また黒板に視線を戻した。









「カッコよかったね。スーツも良く似合ってたし。でも、そんな簡単に好きにならないよ」







岸「どうして?」







「初恋は初恋。昨日は昨日、だよ」







岸「あの時間で恋に落ちなかったの?」






「そんなに簡単に恋しません」








なんて言ったけど、昨日紫耀くんの左手をみて落胆したことはきっとバレてるんだろう。








岸「恋は、瞬間でしょ」









ガタンと椅子を引く音がして、振り返ると岸くんは立ち上がって外を見ていた。









岸「あの時間だけでも、十分好きになれるよ」








「いや、別にわたしは」








岸「一度好きになったやつならなおさら、簡単に」








今更ながら、岸くんがひとりの男の人であることを認識して、

心拍数がまた少し早くなる。







もう一度ぶつかった視線。






岸くんのあまりにも真剣な眼差しに、吸い込まれた。









.

誓い合った→←キスをしたね



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 9.7/10 (50 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
109人がお気に入り
設定タグ:King&Prince , 岸優太 , 永瀬廉
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:つばめ | 作成日時:2018年11月15日 0時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。