1限目 ページ2
キーンコーンカーンコーン
初めまして、僕の名前は卯月Aと言います!!
男の子からモテる男の娘です!!
なんだか自分で言ってると恥ずかしいですね…
そんな僕が通ってる学校は、全寮制の男子高校 山城学園 です
僕は中学で色々あったので男子校に通っています
なんだかんだで楽しいですよ!!
だって今だって…
クラスメイト1「卯月くん、おはよう//」
『うん、おはよう!!』
クラスメイト1「どうしよう、かわいすぎるよ卯月くん…卯月くんと同じクラスになれたなんて本当幸せだ…」
2「はぁ…お前いいな…卯月くんに挨拶返してもらえるなんて…てか、話しかけられるだけで羨ましいよ…」
3「だよな…俺なんか、多分話しかけるだけで死にそうだよ。絶対いい匂いする!!!!」
僕が挨拶するだけで、みんな逃げていきます
普通の小説とかなら、『なんで、なんで僕嫌われてるの?』ってなるんでしょうけど、あいにくですが僕はそんな純粋な心持ってないんです
あのクラスメイト1.2.3の名前は知りませんが、いつも僕を見てニヤついてるのは知ってます
だって、僕かわいいから
【男子校に舞い降りた天使】って呼ばれてるくらいなんですからね、僕!!
でも、可愛いっていうのも大変なんですよ?
1限目:学校祭について
委員長「今日は学校祭の出し物について話し合います」
4「はいはい!!せっかくAくんっていう美人がいるから、ホストクラブみたいなやつにしたらどうかな!!あ、Aくんは女装してキャバ嬢みたいなやつとか!!」
5「おお、それいいじゃん!!卯月の女装とか、絶対違和感ねーだろ!!」
ああ…どうしたものでしょうか…
どんどん僕の女装が決まっていきます…
僕、確かに可愛いですよ?女装しなくたって可愛いんだから似合うのなんかはわかってるんですけど
『僕一人だけ…女装なの?』
自然と萌えポイントなどをついてしまう僕は涙目でみんなにそう言っていました
慣れって怖いですね
4「あいや…そうだよな一人だけじゃ嫌だよな」
『あ、違くてね!!せっかくだからさ、みんなで思い出残したいじゃん!!でも僕だけ女装だと、僕だけ浮いて見えちゃうじゃない?もっとみんなを目立たせたいから…』
委員長「じゃあ、女装似合いそうなやついるからさ、そいつらもやろうぜ!!メイクとかもしてさ、結構ガチでやろう!!そんで部門賞取ろうぜ!!」
『メイクなら僕に任せてよ!!そういうの得意だから!!』
よし、僕の引き立て役も見つかったことだし、楽しみだな
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作者名:赤竜 | 作成日時:2016年7月23日 6時