万里の兄貴って本当ですか?【男主】

第44話 ページ46

いづみ 視点

結局千里くんに服を買ってもらってお店を出た
金額は見せてもらえなくて、凄くもやもやする…

しかも買った服を持ってもらってる
すごい彼氏力…


『あ、あそこのお店新しい…』

「見にいく？」

『でも…』

幸「俺ここで待って荷物見てる。行ってきたら？」

「私も幸くんひとりにさせるの心配だから待ってる。ゆっくり見てきていいよ？」

『じゃあ、お言葉に甘えて…』


そう言うとすごく嬉しそうにシルバーアクセの店に入っていった

そういえばこの前万里くんが新しく店ができるって言ってたけどここの事かな…
やっぱり双子って趣味が似るのかも…


千里くんから服を預かって、近くの椅子に座ることにした
ちなみに幸くんも千里くんに服を買ってもらったみたいですごく満足そうだった


「千里くん帰ってきたらお昼ご飯にしようか」

幸「だね。お腹空いた」

「何が、食べたい？」

幸「なんでもいい」

「ここって美味しいカレーやさ」

幸「カレー以外なら」

「なんでぇ…」


男1「お姉さんたち可愛いね」

幸「誰、アンタら？」

男2「お、威勢がいい子も悪くないじゃん!!俺らと遊ばない？」

「人待ってるので結構です」

男3「こんなカワイイ子待たせるようなやつ辞めなよ。それとも友達？ならその子も一緒にさ!!」


これ、ナンパってやつかな…
どうしよう、どうしたらいいの？


『おまたせいたしました…って、お知り合いの方ですか？』

男1「あ、この子？ヤベェ超美人じゃん!!」

男2「ちょうど３と３だし遊ぼうよ!!」

『あ、知り合いじゃないんですね？』

「そう、話しかけられて…」

『困ってる感じですよね、了解しました』


そう言うと千里くんは私たちと男の間に立って男達と離してくれた


『えっと、迷惑なんで帰ってもらえますか？』

男1「なんでよ、ご飯奢るよ？」

『日本語わかりますかね、帰ってくださいとお願いしてます』

男2「君も割と正義感強い感じの子か!!最近の子はすごいねぇ。タイプだよ」

『get the fuck out of here!!』

男3「は？」

『消失吧!!』

男3「何言ってんのこいつ、日本語喋れよ」

『てか、日本語分かんの？』

男1「何調子乗ってんの？」

『調子乗ってんのあんたらな、よくもその面で話しかけれるよね、まじ尊敬』

男2「ふざけんなよ!!」

『あれ、暴力？別にいいけどみんなこっち見てるよ？』

男1「くそっ!!行くぞ!!!!!」

『二人とも怪我とかないですか？』

幸「ネカマ強いね」

『まぁ、これでも男なんで』

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