第15話 ページ16
『【はい摂津千里です…はい…3曲…え、金曜まで!?…わかりました…それでは失礼します】……またか……』
「「「また?」」」
『僕本当に帰りますね、金曜までに3曲書かなきゃいけなくなったんで』
幸「ちょっと、金曜って明後日じゃん!!無理だよ」
いづみ「そうだよ千里くん断れない?」
いづみさんいらっしゃったんだ…気づかなかった
『うーん、でも引き受けたから』
至「いや、いくら何でも無理がある…断りな」
『至さん、エリートならわかりますよね。世の中には断れるものと断れないものがあるんです。四白といえど所詮は学生だって見くびってるんで相手も無理な納期を言ってくるんです。それで実際に間に合わなかったら“やっぱり学生だからダメなんだ”って言われるんですよ。バカにしてるんです。所詮はプロじゃないって。僕そういうの絶対許せないんですよ。だから、僕はどんなに無理な依頼でも絶対にこなします。四白の信頼にも関わることだってのもあるんですけど、単純にムカつくじゃないですか』
いづみ「千里くんの言いたいことはわかった。千里くん、作曲に必要なものは揃ってる?」
『はい…』
いづみ「なら帰ってる時間が勿体無いわ。ここでやっていきなさい、ご飯も持っていってあげる」
『え、でもいいんですか?』
いづみ「もちろん、できる限りのことは協力する!!」
至「まぁ、俺も気持ちわかるから…」
『じゃぁ、一つだけお願いしてもいいですか?僕が部屋から出るまで、絶対に誰も入れないでください。集中切らしたくないので』
幸「任せな」
幸くん…男前だなぁ……
いづみさんに寮に電話してもらって帰らないことを伝え、左京さんに消灯時間を伸ばすようにお願いし、いざ、仕事!!!
僕の場合はパソコンとネット回線があれば出先でも防音じゃなくても仕事ができる
そう考えるとここって意外と楽なのかも…
今回の依頼主である◯△レコーズからメールで資料が送られてきて、曲の要望が書かれていた
てか事細かに要望するなら、僕じゃなくてよくない?
絶対にここの専属にはならない
前回もそうだった、いきなりメールが来て明後日までに1曲お願いしますとか、全部急だ
人を商売道具としてしか見てないようなとこに行ってたまるものか!!
僕はお前らの要望にはいはい言って答えるような曲作りマシーンじゃないんだよ!!
え、集中してないように見える?
こう見えて僕仕事早いんです!!
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千里(プロフ) - nokoさん» コメント、そしてご指摘ありがとうございます!!修正させていただきました!!これからもよろしくお願いします (2017年9月10日 23時) (
レス) id: e92ebc0925 (このIDを非表示/違反報告)
noko(プロフ) - いきなりすみません。毎回楽しみに読ませて頂いています。 本題なのですが、44話が2話あるのですが、わざとでしょうか？間違えだったらすみません (2017年9月10日 21時) (レス) id: d487f51357 (このIDを非表示/違反報告)
千里(プロフ) - ふぉいさん» コメントありがとうございます!!楽しみにしていただけるの嬉しいです!! (2017年9月2日 21時) (レス) id: e92ebc0925 (このIDを非表示/違反報告)
ふぉい(プロフ) - すっごい面白いです…！！こういう小説めっちゃ好みです！！更新楽しみにしてますね！！頑張ってください！！ (2017年9月2日 20時) (レス) id: f01b71c791 (このIDを非表示/違反報告)
千里(プロフ) - Reo。さん» コメントありがとうございます!!ぜひ待っててください!! (2017年8月25日 5時) (レス) id: e485e7b64b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：なるみ | 作成日時：2017年8月18日 13時
