万里の兄貴って本当ですか?【男主】

第1話 ページ2

初めまして、摂津千里と申します。

開幕早々で申し訳ないんですが、ただいま僕はピンチです。


「おい、摂津!!この前は俺のダチが世話になったなぁ。借りを返しに来たぞ」


全く身に覚えのない喧嘩をふっかけられています。

僕はどうしたらいいですかね?


『えっと…どちらさまで』

「おいおい、忘れたふりか?ヤンキーとは名ばかりじゃねーかよ」


え、ほんまに誰!?
僕そんなヤンキーなんかじゃないし、むしろ引きこもり生活してるし…。

もしかして、てか絶対にそれって


『お探しの方は、摂津万里ではないでしょうか?』

「はぁ？何言ってんだテメェ」

『ですよね…万里をお探しでしたら人違いかと…僕万里じゃないんで』

「ふざけてんじゃねーよ」


えぇ、殴りかかってくるよこの人


「避けてんじゃねーよ!!」


理不尽じゃん!!え、理不尽だよねこの人…


？「おい、摂津。喧嘩はいい加減にしろと言ってるだろうが」


え、どちら様againなんですが…
ヤンキーの次はヤクザですか?


ねぇ、万里。
君は一体どんな生活を送っているんだい?



その後そのヤクザさんに引きずられながら別の建物にぶち込まれました。

え、新手の誘拐?ウケるんですけど。パネェ。


とか頭で思ってますが結構ビビってるんですよね…

？「あ、万里ちょうどよかった。今回のイベなんだけど…」

？「あ、万チャン帰ってきたっす!!監督先生が探してたっすよ!!」


ここに連れてこられて4、5分ですが、万里万里と呼ばれて困っております。

『っあのっ!!』

？「おい、お前なんでここにいんだよ!!」


「「「「え、万里が2人いる」」」」

万里「こんな奴と一緒にすんなよ、胸糞悪りぃな」

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