【nqrse】100%愛して【男主】 (ページ47)

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46% であい③ ページ47

なるせくんと距離が近づいた

連絡先も交換して、お休みの日とかにはご飯行ったり何回かなるせくんのお家にもおじゃまさせてもらった
僕は「なるせくん」、なるせくんは「ましろ」と呼ぶようになった

たくさんなるせくんとお話していっぱいなるせくんのことを知った
・なるせくんは僕より年下
・なるせくんは歌を歌ってる人
・なるせくんは長崎出身
・なるせくんは引きこもりがちなどなど…

距離が近くなって、改めてなるせくんとはお友達じゃなくて恋人になりたいなって思うようになった
やっぱり好きなんだよなぁ。

「ましろさん、最近可愛いですね、恋してますか？」

『なっ!?え、僕そんなにわかりやすい!?』

「ましろさん、ほんと私の理想だなぁ。いくつになっても恋でときめいてて、すごく可愛い」

『かわいい？』

「恋する乙女はみんな可愛いですよ!!ましろさんはうちのスタッフの中で1番かわいいんで自信もってください!!」

『1番は言い過ぎだけど…そっか、お世辞でも嬉しいよ。なるせくんも僕のこと可愛いって思ってくれてるのかな…』

「なるせくんって言うんですね、ましろさんのすきぴ。やっぱ女子力見せるべきなんじゃないですか？」

というスタッフちゃんからのアドバイスを元に、お菓子を作ってプレゼントすることにした

でも問題は僕に女子力なんかないということ
普段ご飯なんか作らない、買って済ませちゃうしなんなら食べない
お掃除だって好きじゃない、アトリエは散らかり放題だ

おわった

とりあえず簡単レシピを探してなるせくんのお家に行く前にシフォンケーキを焼いて持ってくことにした
こういう時、器用で良かったって思う。レシピ見れば何とかなるからね

なるせくんのお家にに行った時は、ご飯も作らせてもらう。もちろんめちゃめちゃ練習したやつだよ？
それをあたかも得意料理ですって感じで手際よく作ってできる子アピールをする
ちなみに今日はキッシュを作りました、凄いでしょ？

「ましろ、すごい!!シェフみたい」

『そんなことないよ、慣れちゃえば簡単だから!!』

「さすがだね、そりゃモテるね」

『え、えへへ…そんなことないよ…』

「いいお嫁さんになれるね笑」

『誰も貰ってくれないよ、僕なんか笑』

心痛いなぁ、嘘ついてるんだもん…
それに、モテたくなんかないよ、なるせくんだけでいいもん

たくさんの人じゃなくて、なるせくんに好きになって欲しいんだ
なるせくんのためじゃなかったら家事なんかしないよ