【nqrse】100%愛して【男主】 (ページ37)

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36% いっしょうページ37

目を覚ましたら病院だった
横にはなるくんが手を握ったままベットに頭を乗せて寝ている
なるくんがまだ僕のこと心配してくれてるのが嬉しくなる反面、死ねなかったことが残念に思えた
またなるくんに迷惑かけちゃった…

久しぶりになるくんの頭を触った
暖かくてふわふわしてて大好きななるくん
優しくて僕のこといつも褒めてくれるなるくん
ちょっと子供っぽいところもあるけれど、僕のこと一生懸命護ってくれるなるくん
僕、なるくんの全部が大好きなんだよ
なるくんは？なるくんは僕のどこを好きになってくれたの？

「ん…ましろ？」

『なるくん、おはよ』

「うぇ、起きてる!?ましろっ、うぁ、よかったー」

なるくんは僕が起きたのを見て泣きながら喜んでくれた
そしてお医者さんを呼んでくれて軽い検査を受けた
命に別状はないけれどしばらくは様子見で入院しないといけないらしい

『ごめんなさい、また迷惑かけた…』

「迷惑じゃなくて心配!!てか、俺が謝んなきゃいけないの…ましろは俺に迷惑かけたことなんて1回も無いよ。俺のために一生懸命頑張ってくれてたのに、俺が心狭かったからましろに当たっちゃった…ごめんなさい」

『なるくんはなんも悪くないよ。当たられるほうが悪いの。それに、なるくんが作業大変な時に寄り添ってあげることも出来なかった、彼女失格だよ、僕』

「ましろのバカ!!なんで悪くないのに自分を責めるの!!腕切っちゃったの、なんか理由があったんでしょ？なのに俺それも聞かずにましろを一人ぼっちにしちゃった。失格なのは俺。ましろが居なくなってからましろが必要だって改めて実感した、ごめんね、俺バカで…」

なるくんが泣いてるところ初めて見た
ダメじゃん、恋人泣かせたら…

「ましろ、戻ってきて…俺ましろがいないと生きていけないよ…もう二度とあんなひどいこと言わない、ましろの傷付くこと言わないから、だから、」

『なるくん、なるくんさ、僕といない方が幸せになれると思うよ』

「何でそんなこと…」

『僕は普通の人より地雷が多くて、心が弱くて、すぐに卑屈になるしすぐに病んじゃう。なるくんのお仕事手伝えるわけじゃないし、理解はしてても我慢できないことも何個もある。そんな僕より、なるくんのこと分かってて大切にしてくれる人なんていくらでもいるよ』

「でも俺はましろじゃなきゃ」

『じゃあ、二度と僕のこと離さないって誓ってくれる？一生僕だけを愛して僕だけを大切にするって約束できる？』

「する、一生ましろがいれば何もいらない」

ねぇ、僕にそんな魅力があるの？
なるくん、口だけならやめてよ…