28% おねがい ページ29
「灰皿持ってこよっか?」
『え?』
「お酒も飲む?シラフじゃ話せないでしょ?」
『…なるくんも飲む?』
「一緒に飲んで欲しい?」
『…ん、のんでほしい』
「なら一緒に飲も。ましろのビール持ってくるね」
待っててって言われたけど、なるくんから離れたくなかったからずっと後ろついて行った
なるくんは「なんだよー」とか言いながら僕の手を握りながらニコニコしてくれた
なるくんはほんとに優しい。
こんなめんどくさい僕にも優しくしてくれて、僕に合わせて色んなことをしてくれる。
僕にはもったいないくらい素敵な人。
『なるくん、』
「ん?どうしたの?」
『僕のこといらなくなったらいつでも言ってね。すぐには無理だけど出来るだけ早く家出てくから』
「…ん。わかった。けど、俺多分だけどましろがいらなくなることなんてないと思うよ。さっきも見たでしょ?俺野菜切れないんだよ?ましろいないとなんも出来ないもん」
『…じゃあ、別に好きな人できたらとかでもいいよ。僕のこと邪魔だなって思ったら言ってね、僕馬鹿だからそういうの気づけないからさ』
「ん。それも多分ないと思うけどわかった。あとは?何か言うことある?」
『あとはね、浮気はしないでほしい。浮気する前に僕に言って欲しい…』
「え?浮気するよって?」
『ちがくて、僕のこういう所が気に食わないから別の人のとこ行くね とか…』
「あー、おけ。それも多分言う時来ないけど覚えとくね」
なるくんは、いつも頭を撫でたり背中を撫でながら話を聞いてくれる
「じゃあ俺からも言っていい?」
『うん』
「ましろは自分のこと卑下しすぎるから、毎日俺に自分の好きなところ1個でいいから言って。『今日お仕事1個終わらせたよ』とか、自分を褒めてあげるの」
『頑張る』
「あとは、俺にちゃんと毎日話して。その日の報告。何かいい事あったよとか、逆にヤなことあったよとかでもいいよ。」
『わかった』
「あとこれが一番大事だけど、俺に出来る限り甘えて。せっかく俺ましろの彼氏なんだからさ、頼って。なんでも言って。頭撫でてとか、ギュッてしてとか…」
『…なるくん』
「俺ね本当はましろが過去に何があったかとか聞きたいんだよ。だけど、言いたくないこととか知られたくないことは誰だってあるでしょ?嫌なことさせたくないから…」
『なるくん、ごめんなさ、』
「泣かないのー謝らないのー、かわいいかわいいましろちゃん♡」
なるくんはほんとに優しい。
泣きたくなるくらいに…
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夢染 - 皆続編希望なのねwでもこのお話100%(話)まで見てたいですね…笑 (2020年4月16日 22時) (レス) id: b716b56083 (このIDを非表示/違反報告)
みち(プロフ) - 続編欲しいです…|´-`) (2020年4月15日 18時) (レス) id: 1556dc6a8a (このIDを非表示/違反報告)
ミサ×ナイト(プロフ) - ω・`)チラッチラッ続編は? (2020年4月15日 15時) (レス) id: fbd0d9a368 (このIDを非表示/違反報告)
みち(プロフ) - もう更新はしませんか…? (2020年4月11日 20時) (レス) id: 1556dc6a8a (このIDを非表示/違反報告)
ミサ×ナイト(プロフ) - 初めての出会い、見たい (2020年2月26日 6時) (レス) id: fbd0d9a368 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:みんり | 作成日時:2019年9月17日 22時