【nqrse】100%愛して【男主】 (ページ27)

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26% いたばページ27

『うわぁ、よくこんなに集めたね…』

「え？当たり前じゃない？」

ここ最近ブランドの方が忙しくなってきて、雑誌の取材などを受ける機会も増えてきた
フリーペーパーや女性誌、更にはティーン誌までなるくんは僕の乗ってる雑誌を全て買い漁ったらしい

「このましろめっちゃ可愛い。え、妖精さんじゃん…は？こっちのはなんでこんなキラキラ笑顔なの？アイドルなの？えー、かわいいよぉ」

『なるくん、恥ずかしいからそれ僕のいないところでやってよ…』

「なんで？俺これからましろの痛バつくるんだから見ててよ、デザイナーとしてアドバイス頂戴!!」

『え？痛バ？やだよーどこに持ってくのさそんなカバン』

「え？普段使いだけど？」

『え？頭おかしくない？大丈夫？』

さすがに頭おかしいよ、なるくん
自作で缶バッジまで作ってるなるくんはどうやら本気で痛バを作るらしい
ほんとに恥ずかしいんだけど!!

「ならましろも作ろ、俺の痛バ作ってよ」

『え、僕なるくんのグッズほぼ持ってないよ、サイリウムとかTシャツとかしかないんだけど…』

「写真あるじゃん、プリンターで印刷してカバンに貼ったら？」

『え、やだよ恥ずかしい…』

「俺は恥ずかしくないよ、ましろといつでもお出かけできるから」

誰か助けてください、なるくんは本気です
レイアウトなんかを考え始めています、やだ、さすがにこれだけは阻止せねば、僕が恥ずかしすぎて外出れなくなる
そもそも痛バって、アイドルとかアニメキャラとかで作るもので一般人の痛バなんて作ってる人見た事ないよ

「できたー、みて、この配置で作る!!」

『…なるくん、不器用すぎるよ、缶バッジズレてるじゃん』

「だってムズいんだもん…」

『…貸して、ちゃんと下書きとかした？マステとかでガイドライン引かなきゃダメだよ』

「さすがはましろ!!」

結局なるくんと一緒に僕の痛バを作ることになった
なんでだ？

そのあと完成したカバンを持って嬉しそうにしてるなるくんを見て、僕も少しだけ嬉しくなった

今度お店で痛バ用のカバン出してみようかな…
でもそしたらまたなるくん僕のとこのカバンで痛バ作るかも…

「ましろ、ましろんとこではぬいぐるみとか出したりしないの？ブランドのやつ」

『あー、小物でってこと？なるくん欲しいの？』

「痛バの材料にする」

『ガチ勢じゃん…』

バッグより先にぬいぐるみの販売が決まりました