【nqrse】100%愛して【男主】

21% あんち2 ページ22

『…なるくんのファンの皆さん、この度はお騒がせしてしまい申し訳ありませんでした』

「ちょっ!!」

『今回のことで酷く失望された方がいらっしゃるかもしれません。でも、なるくんのラップがかっこいいことや歌がとっても上手なことは今までと何も変わらないです。自分も一ファンとして今後nqrseを応援しますし、パートナーとしてなるくんを支えていくつもりです。まだまだ未熟でたくさんの迷惑をかけますが、少しでもご理解頂け、見守ってくださると嬉しいです。』


なるくんが謝ることじゃない。多分だけど、僕が謝るのも違うと思う。
というか誰も悪いことしてないんだと思う
なるくんと僕はただ普通に好き合ってるだけで恋愛をしてるだけ。
そこに勝手にみんなが彼女はいないだろうと決め付けて勝手に恋に落ちてるだけ
誰も悪くない、誰も謝る必要なんてないはずなんだ。


「みて、コメント欄。彼女さん謝らないでって。なるくんって呼び方可愛いねだってさ」

『みんな怒ってないの？』

「ここにいる人は怒ってないみたいだよ、良かったね」

『よかったー、なるくん嫌われちゃったら悲しいもんね』

「えー、俺の心配してくれるの？みんな聞いた？俺の彼女優しすぎない？もう、好きだぁ、大好きだよぉ」

『なるくん!!放送のってるから!!』

「よくない？もう隠す必要ないんだし。キャス始める前もさ、めっちゃ手震えてるの、緊張して。可愛くない？」


“女が出しゃばってくんな”
“ぶりっ子BBA乙。キモすぎる”
“声作ってるのバレバレ。絶対に顔ブス”

やっぱり嫌われてるなぁ
でも、女の人だと思われてるのなんか笑っちゃう
なるくんも少し困ったように笑いながら

「勘違いしてるだろうけど、彼女、めっちゃんこ可愛いからね。俺より可愛いから」

って言ってくれる。


“なるくんとなるくん彼女の出会いは？”

「一目惚れだよね」

『うん、僕が一目惚れしたの、なるくんに。んで、僕が告白したの』

「そう、服屋の店員さんでね、お会計の時に“一目惚れです、付き合ってください”って。最初は何だこの人って思ったよね」

“僕っ子きもい”
“なるくん、彼女のどこが好きなの？”

「えっとね、話すと長いよー。まず顔、死ぬほど可愛いでしょ？で、声もかわいいし、頑張り屋さんなところも好きだし、俺のためにね料理を勉強してくれたの、ほんとに全部好き。だからさ、みんなも認めてあげて、俺の好きな人のことみんなも好きになってあげてよ」


やっぱりなるくん大好きだ。

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