[ 限 / 界ﾒﾝﾊﾞｰ ] 疫病神と限界さん (ページ7)

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招かれるがままに、彼らの席におずおずと寄っていく。
　

　『 …… わ、私が何かやらかしましたでしょうか .. 』

　ぐ「え、別にそんな意図で呼んでないんだけど、」

　げ「これ書いたのAさんだよね ? って話。」

　『 … さ、左様で御座います。』

　ぐ「左様で御座います ww 」

　あ「急にww 」

　緊張というか、コミュ力の問題というか … そんな言葉が咄嗟に出てきた訳だ。
　私も、分からない。

　た「ねぇ、俺嫌われてる ? 」

　『き、嫌ってないですよ … ! 』

　それより、周りの視線が痛い。
　クラスの人達の、視線だ。

　何でアイツ易々とクラスの人と喋ってんだ ? みたいな。

　そんな中でも呑気に会話を出来てる彼ら四人組。
　羨ましい限りだ。
　私に目が向いてない内に、ささっと自分の席に戻って本を読む。と、視線も次第に弱まってった。

　の代わりに、蹴りが来た。

　『 …… 』

　無言でそれを我慢する。

　＊＊＊

　「もうすぐ冬休みですね。冬休みの間、学校は誰も来ません。ですが、汚れていくままですね。
　誰か、冬休み中に掃除に学校に来て良い人 !! 挙手～ ! 」

　明るい担任が、そんな事を言い出した。
　教室は、「うげぇ」だとか、「え～」とかいう声で満たされた。

　
　
　突然、「はい ! 」という声が教室に。

　声のしたそちらを見ると、あの四人組が元気よく手を挙げていた。

　「じゃあ、その四人で ―――― 」

　げ「 Aさんもやるそうです !! 」

　『えっ、はっ、はい !! 』

　反射的に手を挙げる。

　普段より大きな声が出た。

　…… え、冬休みに学校行かなきゃならないの？