前みたいに ページ41
Aside
パーティーも盛り上がり、終わった。
名残惜しそうに城を後にして国の復旧を手伝う民らに、感謝。
明日からはまた私達も復旧活動に参加して、いつもの国の姿を。
話は飛ぶけど、今は夜。
ふと、私は思い付いた。
涼しい風が開いた窓の隙間から入ってくる。
窓をしっかり閉めて、自部屋の扉を開ける。
『 うきゃっ 』
部屋の前に運営達が居て、尻餅をつく。
そんな私に気が付いて、はっと振り向く運営達。
レ「 あ、出てくるの待ってた-...大丈夫?」
『 大丈夫大丈夫ー.. 』
立ち上がる。
『 .. ところで、なんで私が出てくるの待ってたの ? 』
ら「 えー、...言いにくいわ、代わりに緑君言って。」
み「 えっ、何で俺なの、嫌だって 」
『 えーっと、私から言っていい ? 』
こく、と運営が頷いたのを確認する。
『 あー、..んと、今日だけでいいから、私が初めて此処に来た日の様に一緒に寝ない ? 』
ほんとはこんなこと恥ずかしい。
でも、怖いんだ。
また何処かに連れ去られて、冷たい場所に一人踞ってるのは。
『 ... っあ〜〜..何でもない、ごめん !!! 』
沈黙に耐えられなくなって部屋にぱっと帰る。
コ「 Aー..出てきて、」
ら「 誰も” No ”なんて言って無いけど。 」
あっ、と我に帰る。
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作者名:樽狸 | 作成日時:2019年3月21日 11時