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偵察 4 ページ23

金豚きょーside


 そこからは、やられっぱなしだった。

 
 まぁ、一人なら傷を負いながらも出来たかもしれへんけどなぁ。


 .... 向こうの方が姑息やろ、6対2やで ?


 相手は満足したのか、俺らを放っておいて帰っていった。
 飛ぶ力は残ってる、さっさと帰らな。


 き「 うわ、もう夕方やん。」

 
 コ「 疲れた 〜 」


 国までゆっくりと飛んでいった。


 身体は傷だらけだが、別に力は残ってる。
 いやまぁ、俺に限っての話やけど。コンちゃんがどうかは知らん。

 
 国に帰って医療室に向かう途中に、機械を抱えた近海さんとばったり会った。


 近「 えっ、二人供 ... 医者呼んでくるから .. !! 」

 き「 いや、大丈夫やで。自力で行ける。 」


 近海さんは不安な顔をしていたが、もう一度大丈夫と言えば、微笑んでまた歩いていった。


 .... 医師が居なかったから、取り敢えず包帯巻いて消毒して。

 
 コ「 どうする ? 」


 き「 ... 俺らも普通に戦争参加するしかないやろ。 会議は明日。」

 
 すっかりオレンジ色な空を見ながら、溜め息を溢す。


 すると、耳をつんざく様な音がした。

 
 ....近くの柱が倒れ、窓ガラスが割れた。

 
 コ「 .. ついに城も狙われてる ? 」


 き「 やっばいなぁ。らっだぁ達と合流せんと。 」

 
 城が狙われてたら、会議なんて言ってられない。
 弓と剣を持って、近くの家の屋根を伝ってらっだぁ達を探す。


 コンちゃんは屋根を伝ったりのアスレ系が苦手だから、飛んでいく。

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作者名:樽狸 | 作成日時:2019年3月21日 11時

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