83 モヤモヤ ページ33
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「ナイスレシーブ！」
「レフト！」
「ちょーだい！」
スパイクを決めた龍之助とハイタッチしながら、頭は別の事を考えて回っていた。
___「話す』って、何を？
何を話せば良い？何て聞けば良い？京治は何を「話したら良い」って言ったんだ？俺が話す事なんてあるっけ？話して解決する事か？
だって、自分の中で折り合いはついてるんだ。今年でバレーをやめようと思ってる。それ以上も以下も無い。他の考えだって無い。
事実上、これからもバレーを続けていくのは難しい訳で。
「っ…ワンタッチ！」
「上げろ上げろ！」
「っあぁ影山スマン！」
「ナイスレシーブ！」
ビリビリと痺れる手でボールを相手コートにフェイントで落とし、飛雄に笑いかけてガシガシと頭を撫でる。
背を向けて再びネットの方を向こうとした時、服の裾をクイッと引かれて思わずよろけた。
「っおお？どうした、飛雄」
「いや、先輩調子悪いのかなって」
「え？」
「なんかボーッとしてるんで」
気付く人は気付くものなのかと少し肝を冷やしつつ飛雄の手をそっと解き、いつも通り笑いかける。
「大丈夫だよ。ありがとな」
「……いえ」
探るような目付きをさり気なく躱して手を離し、雑念を頭から追い払ってサーブを打つ旭さんに声を飛ばした。
ーーー影山side
夕食後、前をぴょこぴょこ歩いていた日向の腕を掴んで引き留めた。
「おい日向」
「おっ？なんだよ」
「……どう思う、A先輩」
「どう、って…いや、何考えてるんだろーとは思うけどおれが何聞いてもAさん答えてくんねぇもん」
「何か考えてるってやっぱ思うか」
おう、と頷く日向の視線に何でも無いと答えて手を離し、顔を見られないようにさっさと歩き出す。
どうしたら良いのか分からない。
先輩がまた何か大きな秘密を抱えているんじゃないかと考えてしまう。
そんな事は無いかもしれない。様子からしてもそんな大きな秘密って程じゃないんだろうと思う。
けど心配なものは心配だし、力になりたい。
…力になれるかは別として。
風に煽られて視界を塞ぐ髪を手で掻き上げながら、少しモヤモヤした気持ちを抱えつつも歩を進めた。
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瑠璃烏(プロフ) - justice swordさん» やっとか〜っ！って感じです！欲を言えば家の大きなテレビで見たいんですけどね…(¬_¬)見られるだけ有難いんですけどね。今から待ち遠しいです！ (2020年8月26日 9時) (
レス) id: c14d105dae (このIDを非表示/違反報告)
justice sword - 瑠璃烏さん» ですよね！いい終わり方だけど、もう少し見たい気持ちもあるんですよ…そう言えば知ってます？10月から第２クールやることを。 (2020年8月25日 20時) (レス) id: ba2c8d8630 (このIDを非表示/違反報告)
瑠璃烏(プロフ) - justice swordさん» ありがとうございます( ；∀；)ハイキュー完結しましたね！綺麗に終わってくれて嬉しい気持ちもありつつ、ずっと読んできた身としては感慨深いです…！ (2020年8月2日 18時) (レス) id: c14d105dae (このIDを非表示/違反報告)
justice sword - 瑠璃烏さん» それでも大丈夫です！少しずつでも更新してくれることが僕たち読者の嬉しいことですから。 (2020年8月2日 15時) (レス) id: ba2c8d8630 (このIDを非表示/違反報告)
瑠璃烏(プロフ) - アンさん» ありがとうございます！梅雨のせいもあってか体調崩し気味ですが…(*´-`)出来る範囲で頑張って更新していきます！ (2020年7月15日 20時) (レス) id: c14d105dae (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：瑠璃烏 x他1人 | 作成日時：2020年2月11日 18時
