27 鼓舞 ページ27
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vs伊達工のアップ中。やっぱり昨年度のことがあるからか、どこか空気が硬い。
そんな中できっちりレシーブして横にずれた瞬間、次のノヤが突然声を上げた。
「ローリングサンダー……アゲイン！」
回転レシーブをして跳ね起きたノヤを見て、皆んなポカンとしている。その微妙な沈黙も相まって思わず吹き出した。
龍之介が笑いながら揶揄い、翔陽は教えてくれと目を輝かせている。
周りからも飛ぶ声を、ノヤの大声が断ち切った。
「よっしゃあ！心配する事なんか何もねぇ！皆んな前だけ見てけよ！」
ノヤは手を広げて、ニッと笑う。
「背中は俺が守ってやるぜ」
めちゃくちゃカッコいい…！
翔陽に飛雄、龍之介や伊達工の人達までカッコいいと声を漏らす。
小さい体であんなことが出来るなんて…
「ノヤ、めっちゃカッケェよ」
「当然だ！A、気張ってこーぜ！」
「おっ、ノヤに台詞取られた」
「気に入った！」
龍之助ととび跳ねるノヤとハイタッチして笑い合った。
ネット越しにチラリと向こうを見て、直ぐに視線を逸らす。確かにちょっと気圧されるけど、俺たちも別に弱い訳じゃない。
ビビる理由は無い筈だと自分を鼓舞してボールを撫でた。
並んだ皆んなの前で、コーチがニヤリと笑う。
「鉄壁を切り崩してやれ！」
(全員)「はい！」
円陣を組んで、ゆっくりと息を吐く。
大丈夫、俺は最後まで戦える。そう言い聞かせて息を吸い込む。
「烏野ーっ！ファイッ」
「「「「「「「「オーッ！」」」」」」」」」
ようやく戦える。待ち望んだ、待ち焦がれた公式戦。緊張感が、熱気が、体を熱くする。
胸元をぎゅっと掴んで目を閉じた。
「おいAっ、猫背！」
「うおわっ！？……龍之介、叩くなっつーの」
「Aがなんか緊張してるっぽかったから励ましてやったんだろ？ほら背筋伸ばせよ！」
「うぐっ…分かった分かった！分かったから叩かないで！」
龍之助と笑い合いながら再認識する。やっぱり、辛気臭いのは苦手だ。
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瑠璃烏(プロフ) - 麗さん» 本当だ！！！コメントに気付くのが遅れ申し訳ありません！まさかこんな間違いがあるとは…！ご指摘、有難うございます。 (2020年11月6日 13時) (
レス) id: c14d105dae (このIDを非表示/違反報告)
麗(プロフ) - 猛虎です。武虎になって別人が出来上がっていらっしゃいます。 (2020年8月25日 22時) (レス) id: 411fa15fdd (このIDを非表示/違反報告)
麗(プロフ) - 龍之介です。龍之助ではないです。 (2020年8月25日 22時) (レス) id: 411fa15fdd (このIDを非表示/違反報告)
幸ぴろ - 瑠璃烏さん» 続編!？やったぁ！嬉しいです！ (2020年2月10日 7時) (レス) id: ba2c8d8630 (このIDを非表示/違反報告)
瑠璃烏(プロフ) - 幸ぴろさん» 典型的な��落として上げる��方式ですね(w)続編いきますので、まだまだお楽しみ下さい！ (2020年2月7日 19時) (レス) id: c14d105dae (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：瑠璃烏 x他1人 | 作成日時：2020年1月17日 3時
