23 また ページ23
ダイレクトデリバリーからインダイレクトデリバリーにトスを変えるとか色々試行錯誤したものの、やっぱり最初は不慣れなもので。
失敗続きの変人コンビを見て、先生が歯痒そうに言葉を漏らす。
それを聞いたコーチは、やってみるから始まるのだと言って昔話を始めた。それが自分の兄の話っていうのは、ちょっとむず痒い。
「��小さな巨人��っていたろ」
「日向くん憧れのエースですね！」
「名前のまんまだけど身長は170
「…でも２年の後半には、空中戦で彼の右に出る者は居なくなった。ブロックの隙間に打つ、ブロックの指先を狙って弾き飛ばす…段々と、自分の戦える道を作ってったんです」
勝手にコーチの言葉を続けると、コーチは少し驚きながらも頷いて言葉を繋ぐ。
「うちのじいさんがそいつについて言ってたことを、すげーよく覚えてる」
コーチは顔を上げて、とぶ翔陽へ視線を移した。
それなら俺も知ってるよ。車椅子に縛りつけられてた頃、その監督と話したことがあるから。
___��翼��が無いから
人は飛び方を探すのだ
そう心の中で唱えた瞬間、翔陽は…
ブロックを避けた。
アウトだと悔しがる先生の声を聞きながら、呟く。
「……かっこいいなぁ」
ーーー
「A、体は？」
「主将まで……大丈夫ですってば」
あの後も何回か試合をしたものの、見事に全敗。結局あの後も試合には出してもらえなかったし。
貴重な経験なのに……兄さんめ、恨むぞ
顔を顰めながらも、別れの挨拶をするために外へ出た。整列をする前に、友人である４人と向かい合う。鉄朗が不安げな声音で聞いてきた。
「A、お前大丈夫だったの？」
「大丈夫だっての。……１日でお別れってなんか寂しいけど…また、試合したいな」
「おうっ、勿論だ！」
「…そうだね」
コクコクと頷く招平に笑い返したところで、整列の合図をかけられる。
一列、横並びになって音駒の皆んなと向かい合った。
東京の
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瑠璃烏(プロフ) - 麗さん» 本当だ！！！コメントに気付くのが遅れ申し訳ありません！まさかこんな間違いがあるとは…！ご指摘、有難うございます。 (2020年11月6日 13時) (
レス) id: c14d105dae (このIDを非表示/違反報告)
麗(プロフ) - 猛虎です。武虎になって別人が出来上がっていらっしゃいます。 (2020年8月25日 22時) (レス) id: 411fa15fdd (このIDを非表示/違反報告)
麗(プロフ) - 龍之介です。龍之助ではないです。 (2020年8月25日 22時) (レス) id: 411fa15fdd (このIDを非表示/違反報告)
幸ぴろ - 瑠璃烏さん» 続編!？やったぁ！嬉しいです！ (2020年2月10日 7時) (レス) id: ba2c8d8630 (このIDを非表示/違反報告)
瑠璃烏(プロフ) - 幸ぴろさん» 典型的な��落として上げる��方式ですね(w)続編いきますので、まだまだお楽しみ下さい！ (2020年2月7日 19時) (レス) id: c14d105dae (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：瑠璃烏 x他1人 | 作成日時：2020年1月17日 3時
