21 出来るだけ ページ21
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「正直言って俺たちは、顔合わせたばっかで、ちぐはぐで、しかも今日がこのメンツで初試合だ。音駒という未知のチーム相手に、どんな壁にぶち当たるか分からない」
皆んなが囲んで注目する中、主将は凛として「でも」と皆んなを見回す。
「壁にぶち当たった時は、それを超えるチャンスだ」
全員が声を揃えて、その言葉に答えた。
流石に主将は良いことを言うもので、皆んなの士気がグンと上がったのが分かる。
コートのエンドライン沿いに並んで音駒と再び挨拶を交わして一度配置に並んだところで、飛雄が振り向いて声を掛けてきた。
「あの…先輩、大丈夫なんスか」
「おう、大丈夫だよ」
その群青の瞳を見つめ返して頷き、笑顔を見せる。飛雄もしっかりと頷き返して再び前を向いた。
ゴミ捨て場の決戦___
楽しみすぎて、笑顔が引っ込まない…！
ーーー
いきなり炸裂した変人速攻、そして旭さんのスパイクに、音駒は皆んな度肝を抜かれている。
そりゃまぁあんな速攻を見たのは初めてだろうから当然だけど。
何点かはこちらの優勢が保たれたままで試合が進み、何度目かのノヤとの交代でタッチする。
「っ頼んだ！」
「おう」
コートに入って、チラリと研磨を見る。
多分、研磨は今 変人速攻の攻略法を探してるんだ。あの猫みたいな金色の瞳で、ジッとそれを見極めている。
それでも簡単に追いつかれないように…
「ライト！」
「っAさん！」
___ピッ
「「ナイスキー！」」
「ぅお前ぇぇ…何でそんなにスパイク強くなってんだよこのヒョロ！」
「ぇえっ、猛虎なんで辛辣なの！？」
……今、点数を稼いでおくんだ。
飛雄にナイストス、と声をかけて、また自分の配置に戻る。
動けるうちに、先生に変えられる前に、出来るだけ。
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瑠璃烏(プロフ) - 麗さん» 本当だ！！！コメントに気付くのが遅れ申し訳ありません！まさかこんな間違いがあるとは…！ご指摘、有難うございます。 (2020年11月6日 13時) (
レス) id: c14d105dae (このIDを非表示/違反報告)
麗(プロフ) - 猛虎です。武虎になって別人が出来上がっていらっしゃいます。 (2020年8月25日 22時) (レス) id: 411fa15fdd (このIDを非表示/違反報告)
麗(プロフ) - 龍之介です。龍之助ではないです。 (2020年8月25日 22時) (レス) id: 411fa15fdd (このIDを非表示/違反報告)
幸ぴろ - 瑠璃烏さん» 続編!？やったぁ！嬉しいです！ (2020年2月10日 7時) (レス) id: ba2c8d8630 (このIDを非表示/違反報告)
瑠璃烏(プロフ) - 幸ぴろさん» 典型的な��落として上げる��方式ですね(w)続編いきますので、まだまだお楽しみ下さい！ (2020年2月7日 19時) (レス) id: c14d105dae (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：瑠璃烏 x他1人 | 作成日時：2020年1月17日 3時
