アイドルと4日目 ページ19
「ただいま〜」
jm「……おかえりなさい」
ジミンさんの暗い声に私は慌ててリビングへ入った。
リビングのテーブルには新聞紙に包まれた何かとめちゃめちゃ落ち込んでるジミンさん。
「ど、どうかしましたか?」
jm「……ごめん。マグカップ、割っちゃった…」
そう言って、新聞紙を開くと見事に真っ二つに割れたマグカップ。
「それで、そんなに暗くなっているんですか?」
jm「だって…Aちゃんが毎日使ってた大切なやつでしょ…?」
それは…そのマグカップ以外は全部元彼がデザインしたやつだから使いたくなくて…笑
「ふふふ、気にしないでください。新しいの買えばいいんだし。そのマグカップに特別な思いもありませんから」
jm「ほ、ほんと…?」
「はい!」
jm「じゃあ、今度僕が新しいの買うよ」
「いやいや!それはいいです!ジミンさんお金ないじゃないですか!」
jm「スマホに少しくらい入ってるよ!!
もう、そんなに通知は来ないからスマホも使えるようになったんだ。
ここまでして貰えたんだから少しは僕からもいいでしょ?」
顔を覗き込まれると思わず恥ずかしくて顔を逸らす。
「じゃあ、お願いします…」
jm「うん!あ、そうだ!キンパ作ったんだ!僕これくらいしか作れないけど、今度からご飯も頑張るね!」
「いいですよ。そんなにしてくださらなくても…」
jm「したくてやってるの!
でもさ…Aちゃんのご飯も、たまには食べたい…なぁって」
頬をポリポリとかきながら話すジミンさんはすごく可愛い。
「じゃあ、休日は一緒に作りましょう!」
jm「いいの?」
「もちろん」
jm「ありがとう!!
ところで、それ何?」
ジミンさんが指すのは私の手に持つシンさんからのプレゼント。
「患者さんから頂きました!サルは魔除になるから寝室に置いた方がいいと笑
でも、今私リビングでジミンさんと寝てるからリビングに飾りましょうか?」
jm「うん、そうだね…」
「…ジミンさん?どうかされました?」
jm「…その患者さんって、男?」
急に、どうしたんだろ。
「男、ですけど?」
jm「そっか…。
ご飯にしよう!お腹すいた!」
ジミンさんはパッと切り替えてご飯の準備を始めた。
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えびてゃん(プロフ) - ユカさん» ありがとうございます!今週中には出したいです😖 (2022年5月26日 18時) (レス) id: cc2d7e8a3f (このIDを非表示/違反報告)
ユカ(プロフ) - すごく面白いです。更新楽しみにしています。 (2022年5月25日 22時) (レス) id: 996863b9f6 (このIDを非表示/違反報告)
えびてゃん(プロフ) - rieさん» ありがとうございます🥹ちょっと今バタバタしているので週末頃には新しい方を出したいと思っています😖 (2022年5月25日 20時) (レス) @page34 id: 3707cdaeb8 (このIDを非表示/違反報告)
rie(プロフ) - 続きが気になります(;O;)更新楽しみにしています。 (2022年5月25日 19時) (レス) @page35 id: 946afd3eb6 (このIDを非表示/違反報告)
えびてゃん(プロフ) - 飴雨さん» こちらの作品も見ていただきありがとうございます😂 更新頑張りますね💪 (2022年5月22日 16時) (レス) id: 3707cdaeb8 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:えびてゃん | 作成日時:2022年5月21日 16時