死神と呼ばれています (ページ49)

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本部に着き

二宮君、本部についたから
作戦室に向かうね〜

そう送ると作戦室に向かった
扉の開け、中に入ると
二宮君がジンジャーエールを飲みながら待っていた

匡「おはよう、A」

　「おはよ〜二宮君…君から呼び出しなんて珍しいね」

私は近くの椅子に腰掛けると

匡「少し…相談したいことがあってな」

二宮君は給湯スペースに行くと
冷蔵庫からジンジャーエールを出し
私に差し出してきた

　「ありがとう」

私はジンジャーエールを一口飲むと
二宮君は自分の席に座った

匡「…A、いつまでＢ級にいるつもりだ？」

私の小指がピクッと動いた

　「A級に上がる気がないだけだよ
　それに城戸さんの護衛とかだから
　あまりランクとか気にしてないし」

頭をかきながら言うと二宮君はジンジャーエールを一口飲むと

匡「部隊が必要なら、俺の所に来ないか？」

　「未来ちゃんは、どうするの？」

私の言葉に、今度は二宮君の眉が動いた

匡「…」

　「まさか、未来ちゃんの場所を無くす気なの？
　それなら、入らないわよ」

匡「そうじゃない…遠征に行って鳩原がいたら
　連れ戻す…それは今も変わらない
　だが、遠征も正直なにが起こるか解らない
　そのために保険としてAに
　一時的に入隊してほしいんだ」

　「それは、依頼？」

匡「あぁ…」

未来ちゃんが、弟を探しに一般人達と門をくぐったことやそういう行動をした理由等は二宮君や東さんから聞いていた

　〚確率を高めるために依頼をしているのであろう
　人一倍、仲間思いだもんね…でも〛

　「残念だけど…私は遠征に行く気はないの
　変わりと言ってはなんだけど…次の入隊式で
　入ってくる子達の中に雨取って名前の子が
　いてね…その子なら何か知ってるかもよ」

私の情報提供に二宮君は、こちらを見ていた

匡「雨取だと…」

　「任務の関係で、今ちょっと玉狛にお邪魔してる
　んだけど…そこにあの事件の関係者の１人
　雨取麟児さんの妹さんに偶然会ってね…
　ボーダーに入るみたいよ」

匡「Aは何も聞いてないのか？」

　「むこうが、どこまで知ってるのか解らないし
　それに任務中だから、関係ないことを根掘り
　葉掘り聞いてる暇はないわ」