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「奈良坂君と三輪隊長にも他言しないように…守れなければ、あなた達の首を城戸司令につきだす」
私の言葉に古寺君は唾を飲み込み
米屋君は苦笑いしていた
陽「怖い怖い…」
私は米屋君に突っ込むと鎖鎌を米屋君の首に突きつけた
陽/章「っ！？」
古寺君は距離を取ろうとしたが、私が反対の手からスコーピオンを出し古寺君の首に突き立てた
「この格好の時は名前で呼んだら、こうなるから
今日は、これで勘弁してあげるけど」
古寺君は引きつった顔をしながら
章「は…はい」
そんな古寺君とは違い米屋君はニヤニヤしていた
「米屋君は嬉しそうね」
陽「あ…バレました？」
「ま…あなたらしいけど」
私はコンビニ袋を２人に渡した
「これ、お腹すいたら食べて…それじゃ」
私が玉狛の方へ飛んでいくと
古寺君と米屋君は座り込んだ
章「あれ…本気だったら、首跳ねられてましたね」
陽「ははっだな…いや〜てか、Aさんって…
あんなに強かったんだな〜いつも手合わせ頼むと
俺が勝ってたから、そんな強くないのかと
思ってたわ〜」
章「正体隠すために、あえて手を抜いていたって
ことじゃないですか？」
陽「だろうな…そう思うと悔しいな〜
よし、次は本気で手合わせお願いしてみっか〜」
章「先輩…なんか楽しそうですね」
陽「あ？楽しいに決まってるだろ！
強い奴とやれるのに、楽しくねぇことないだろ」
章「はぁ…そのやる気を今の任務にもあててほしいですね」
米屋君は、古寺君から双眼鏡を奪うと
陽「へーへー章平…お前、少し休んでろ」
そう米屋君が言うと古寺君は驚きのあまり固まっていた
章「…え！？ちょっ…どういう風の吹き回しですか？」
陽「んあ？俺はAさん調査すっから！」
米屋君の言葉に古寺君は目が点になっていた
章「…米屋先輩が戦い以外に興味持つなんて、明日は槍が降りそうですね」
陽「なんか言ったか？」
章「いや、別に！？ではお言葉に甘えて少し休ませて貰います！」
古寺君はコンビニ袋からサンドイッチを取り出して食べた
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作者名：たぬき | 作成日時：2023年4月5日 0時
