死神と呼ばれています (ページ30)

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遊「俺がこっちに来た理由は、もうなくなったし
　これ以上いてもゴタゴタするだけだからな…」

　「それは、そうかもね…
　私の聞きたいことは、だいたい聞けたわ
　ありがとう」

私は空閑君にお辞儀すると
空閑君は不思議そうな顔をして

遊「俺…別に親父との話をしただけだよ？
　…けど、ここ何日かは面白かったな
　久々に楽しかった」

悠「…そうか、これからもきっと楽しいことは
　たくさんあるさ…お前の人生には
　Aさん、ちょっといい？」

私は、迅君に言われるがままについていった

階段を降りながら

　「どこ行くの？」

悠「とりあえず、支部長室に向かいましょ〜」

支部長室に入ると
林藤支部長は私達の方を向き

林「迅、書類は準備できたぞ」

　
　「…本当にくるの？迅君」

悠「入る！って、俺の副作用が言ってますから」

林「後は来るのを待つだけだな」

しばらくすると三雲君と空閑君と女の子が支部長室に入ってきた
３人ともぽけーっとした顔をしていた
　

林「おう、遅かったな…3人分の入隊と転属用の書類だ」

遊「迅さん……この未来が見えてたの？」

悠「言っただろ？楽しいことはたくさんあるって」

３人とも笑顔で頷いていた
林道支部長は書類をまとめると

林「…よし、正式な入隊は保護者の書類が
　揃ってからだが…支部長としてボーダー
　玉狛支部への参加を歓迎する
　たった今からお前たちは部隊だ
　このチームでA級昇格…そして遠征部隊選抜を
　目指す！」
　

悠「明日から色々と教えることあるから、皆早く寝ろよ〜」

　「誰が教えるのよ？」

悠「そりゃ、宇佐美だろ！」

栞「え！あたしでいいの〜？迅さん」

３人とも栞ちゃんに頭を下げていた

修/遊/千「宜しくお願いします」

栞ちゃんは鼻息を荒くしながら

栞「ふふん、任せなさい！じゃ、皆早く寝よっか！」

栞ちゃんは３人の連れ、それぞれの部屋へ向かっていった