死神と呼ばれています (ページ26)

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「城戸派は、そうもいかないので…困ったものですよ」

すると林藤さんは、私にお茶を渡してきた

林「あ、そうだ！これ、渡しそびれる所だったわ〜
　まだ、かかるから飲みな」

　「あ…わざわざ、ありがとうございます！頂きます」

私がお茶を一口飲むと

林「今、うちに空閑さんの息子が来ているから…気になることがあれば聞いていけばいい」

　「そうですね……あの林藤さん…今日、玉狛に泊めていただいても良いですか？」

林「ん？あ〜…こっから家に帰るのも大変だしな
　部屋は、余ってるから全然良いぞ」

　「ありがとうございます」

私はお母さんに、今日泊まることを連絡した
そこからは他愛もない話をしているうちに玉狛に着いた

私は、とりあえず林藤支部長についていき
支部長室に入った

林藤支部長は迅君に電話すると
しばらくして、迅君、三雲君、空閑君入ってきた

三雲君は、私を見るなり固まった
空閑君を守るように前に立った
すると迅君が、三雲君の頭に手を置きながら

悠「大丈夫…あの人は俺達の味方だよ」

林藤支部長は煙草を吸いながら口を開いた

林「お前が、空閑さんの息子か…初めまして」

遊「どうも」

　〚改めて見ても身長小さいわね……向こうでは、そんなに、ご飯が食べれなかったのかしら〛

林「お前のことは迅や三雲君から聞いている
　玉狛はお前を捕まえる気はないよ」

すると、三雲君は冷汗をかきながら私の方を見ていた

　「さっき味方とは言われていたけど
　まだ、私は…味方とは言えないわよ迅君」

私の言葉に三雲君と空閑君は身構えると迅君が制した

悠「ちょっとAさん、あんまり虐めないで下さいよ〜」

　「さすがに、ここで始末はしないわよ」