死神と呼ばれています (ページ3)

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あれから３、４年くらいたった
ある日

大学帰りにボーダー本部へ向かっている途中
路上でＣ級隊員の格好した男子と２人の男子がいた

私は、隊員の男子に声をかけた

　「ねぇ…なにしているの？」

A「お！さっそく、逆ナンされてるじゃん！」

Ｂ「しかも、けっこう可愛いじゃん」

モブ達に、はやしたてられ
こちらに頬を赤く染めながら出てきたＣ級隊員

Ｃ「俺は、この三門市の平和を守るボーダー隊員だ！俺に声をかけるとは、中々…見どころがあるな！」

腕を組みながら、かっこつけて言う男子に私は

　「あなた…Ｃ級よね？」

私の発言に、Ｃ級隊員は固まった

Ｃ「へ、へぇー…し、知ってるんだ………もしかして…ボーダー隊員？」

　「さぁ…どうだろ？」

青ざめながら後ずさろうとした３人を私は副作用を使い眠らせた
ご丁寧に３人とも目を合わせてくれたからラッキーではあった

私は携帯を取り、忍田本部長に連絡した

　『お疲れ様です、忍田本部長……隊務規定違反者を捕獲しましたので車をお願いします……違反者１名とその連れが２名です』

忍『解った、すぐに向かわせる』

しばらくすると、救急車がきて３人は本部に連行された

私は、忍田本部長から呼び出され会議室に向かった
会議室に入ると
城戸司令、忍田本部長、根付さん、鬼怒田さん、克己兄さんがいた

　「お疲れ様です」

皆、頷きながら挨拶を済ますと
城戸司令が口を開いた

城「では、報告を聞こうか唐沢隊員」

　「本日、16時頃…Ｃ級隊員が本部外での
　トリガー使用を１名目撃したため
　隊員規定違反とみなし問いかけると
　逃亡しそうな動きを見せたので捕獲致しました」

忍「他の者は、ボーダー隊員ではなかったのか？」

　「はい…見た感じ、自慢するために起動させたように感じます…報告は以上です」

鬼「じゃ…記憶消去を３人にして、開放すれば良かろう」

根「そうですね〜…違反者も二度とボーダーを受けられないように人事部のリストに載せておきますか〜」

忍「それで宜しいですか？城戸司令」

城「あぁ…それで良い、唐沢隊員ご苦労だった」

　「いえ………あの……まだ、イレギュラー門の原因は不明ですか？」