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勢い良く瑠花は起き上がると
瑠「なんてことをするの！危ないでしょう！」
ク「ほら、怒られた」
クローニンは陽太郎君に向かって言うと、陽太郎君は腕を組み首をかしげながら
陽「ちゃくちさえ、きまっていれば……」
私は、陽太郎君に視線を合わせるようにかがみながら
「そういう問題ではなく、瑠花は陽太郎君が怪我することを心配しているんですよ」
瑠「Aの言う通り！ほら、晩御飯まで大人しくしていなさい！」
瑠花は怒りながら、陽太郎君を部屋へ連れて行った
嵐のような騒ぎが収まると修君はボスへ視線を向け
修「えーっと……陽太郎ト瑠花さんは血が繋がった姉弟なんですよね？」
林「そうだよ」
修「ということは、年齢的に林藤支部長と忍田本部長のお子さんではないってことですか？」
「そういうことです」
林「ざっくり言うと、瑠花ちゃんと陽太郎の
親が元々うちの知り合いでね
両親とも近界民絡みで亡くなって、その遺産を
瑠花ちゃんが継いだわけ」
私は、思わず窓の外に視線を向けた
忘れたくても忘れられない…あの戦争
修「ご両親が近界民に……！」
修君は少し罰が悪そうな顔をしていたが、ボスはそんなこと気にせず話を続けた
林「今は、俺と忍田の親戚ってことにしてボーダーで面倒を見てる」
修「親戚……ですか？」
「唐沢さんに戸籍をいじって頂いたんです
こういう方面にも顔が利く方なので
本当、助かります」
修「なるほど………」
遊真君は、手のひらに拳をぽんとのせながら
遊「そこで唐沢さんか」
修「じゃあ……本人が言う通りボーダーの重要人物なわけですね」
遊「なかなか偉そうだしな」
林「いや、中身は普通の子だよ
2人とも陽太郎と同じように仲良く……」
すると近くで陽太郎君の笑い声が聞こえてきた
その様子を見に修君と遊真君は、声のする部屋へ向かって行った
「ボス…瑠花は確かに普通の女の子でもありますが
修君が言ったように重要人物であることにも
変わりはないですよ」
ボスは唇と尖らせながら
林「でも、それで変な距離感が出来るよりは親睦を深める方が俺的には良いと思っただけの話だよ」
「まぁ、そうですが…事実を隠す必要はないと思ったので」
林「隠してる訳じゃないけど〜…ま、タイミングも大事でしょ」
「まぁ…そうですね」
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たぬき(プロフ) - 黒灰白有無％さん» コメントありがとうございます！焦れったさを味わえてもらえて嬉しい限りです笑 気長に待ってて下さい( ꈍᴗꈍ) (8月29日 6時) (
レス) id: 60bd5aa711 (このIDを非表示/違反報告)
黒灰白有無％(プロフ) - ここまで1から拝読させて頂きました！！両片思いですかね?焦ったいと言いますか成るまでの行程も楽しみですけどね早く くっついて欲しいです笑。迚も面白かったので気長に更新待っております！！ (8月27日 22時) (レス) @page36 id: 00e0ebd256 (このIDを非表示/違反報告)
たぬき(プロフ) - まなさん» コメントありがとうございます！一晩で読み終えてしまったことが凄いです！じれったいですよね…私も書いてて思います笑 (2023年3月27日 15時) (レス) id: e73a2648b0 (このIDを非表示/違反報告)
まな(プロフ) - 凄く面白くて、昨日一晩で1~4まで全部読んでしまいました！笑 迅さんと早くくっ付いて欲しい〜！！ (2023年3月27日 12時) (レス) @page1 id: 782ae98ba2 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：たぬき | 作成日時：2023年3月20日 7時
