・ ページ31
皆、私達の方に振り向くと
陽「レイジ、Aちゃん」
栞「レイジさん…Aちゃん…」
ヒュ「根拠はない…だが、俺は戦場で撃てる人間
撃てない人間をそれぞれ見てきた…」
ヒュース君は、レイジさんから千佳ちゃんに視線を移すと
ヒュ「俺には…千佳は撃てると側の人間に見える」
〚その通り…〛
ヒュ「………逆に訊くが」
ヒュース君は千佳ちゃんからレイジさんの方に、また視線を向けると
ヒュ「千佳が撃てない側だという根拠はどこだ？
重石の弾を人に当てられるなら、技術的には
普通の弾も当てられるはずだろう…
それでも千佳が人を撃てないという理由は」
〚自己防衛…まぁ、気持ちは解らなくないけど〛
千佳ちゃんは下を向きながら
千「それは………たぶん……自分の手で相手が傷付くのを見るのが、怖いから……」
栞「そうそう！トリオン体の戦いでも生身のダメージを連想しちゃう子もいるんだよ！」
レ「……鳩原もそうだったな」
栞「相手が、もし生身の人間だったらって
考えちゃって人を撃つのが怖くなるって
いうのは、ありえる話でしょ！」
私は口を出す気はなかったが、無意識に口が開いていた
「栞ちゃん……それは過保護すぎですし
その言い方では矛盾が生じます
というか、もうすでに矛盾は千佳ちゃん自身が
作ってはいますが…」
私の言葉に栞ちゃんと千佳ちゃんは動揺した
栞「え？え？Aちゃんまで、どうしたの？」
「私は最初から千佳ちゃんを疑っていましたよ
ただ、これは玉狛第二の問題なので口を
出さなかっただけです
それに…戦場をリアルにイメージすると
撃てなくなるというのは…おかしな話ですよ？」
ヒュ「そうだ、Aの言う通りだ
実際の戦場では、千佳が敵を撃たなければ
遊真や修が死ぬ場合もある」
ヒュース君の言葉に千佳ちゃんは動揺し
顔が青ざめていった
レイジさんも栞ちゃんも反論が出来なかった
ヒュ「俺は付き合いは短いが、千佳が仲間の
ために自分を駒として使えるということは
知っている
実践で遊真や修が危機に陥れば千佳は
撃つはずだ」
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 217人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
たぬき(プロフ) - 黒灰白有無％さん» コメントありがとうございます！焦れったさを味わえてもらえて嬉しい限りです笑 気長に待ってて下さい( ꈍᴗꈍ) (8月29日 6時) (
レス) id: 60bd5aa711 (このIDを非表示/違反報告)
黒灰白有無％(プロフ) - ここまで1から拝読させて頂きました！！両片思いですかね?焦ったいと言いますか成るまでの行程も楽しみですけどね早く くっついて欲しいです笑。迚も面白かったので気長に更新待っております！！ (8月27日 22時) (レス) @page36 id: 00e0ebd256 (このIDを非表示/違反報告)
たぬき(プロフ) - まなさん» コメントありがとうございます！一晩で読み終えてしまったことが凄いです！じれったいですよね…私も書いてて思います笑 (2023年3月27日 15時) (レス) id: e73a2648b0 (このIDを非表示/違反報告)
まな(プロフ) - 凄く面白くて、昨日一晩で1~4まで全部読んでしまいました！笑 迅さんと早くくっ付いて欲しい〜！！ (2023年3月27日 12時) (レス) @page1 id: 782ae98ba2 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：たぬき | 作成日時：2023年3月20日 7時
