秘書は引っ張りだこです (ページ48)

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空閑君が三雲君達と話していると

悠「遊真〜、メガネく〜ん」

修「…！迅さん、A先輩……！？」

悠「どもども〜ちょっと来てくれ、城戸さん達が呼んでいる」

修「城戸司令が僕達を……？」

遊「ふむ？誰？」

私達が現れるとC級隊員達が騒ぎ始めた

A「S級の迅さんだ…玉狛支部の」

B「隣の綺麗な人だれだろう？彼女さんかな？」

C「めっちゃ美人だな、羨ましい」

すると先輩はC級隊員達の方に振り向くと

悠「おっと、悪いけど俺はもうS級じゃない
　単なるA級の実力派エリートです」

緑川君がブースから出てきて階段を降りてくると

駿「あ！迅さん!!」

階段から飛び降り、先輩周りをくるくる回りながら迅さんコールをしていた

悠「よー、駿！」

駿「てか迅さん、Ｓ級やめたの！？」

悠「まぁな」

駿「じゃあ、対戦しよ！対戦！」

悠「相変わらず元気だな、駿」

駿「やろーよ！やるよね！？迅さん…」

すると緑川君は私の方を見ると

駿「あ！迅さんの彼女さん！初めまして、緑川駿です！」

　「はぇ！？あの彼女じゃ…悠「殿池Aって言うから仲良くしてやってね！」…あの、せんぱっ」

私の発言にわざとかぶせて先輩が答えると
会話を強制終了させられた
緑川君は今度は三雲君に頭をさげ謝罪をした
三雲君は同様していた

どうやら…玉狛支部に入った三雲君が
気に入らなかったらしく
恥をかかせようとしたらしい
本人は何も気づいていなかったようだ

そして三雲君は、風間さんとの対決は24敗1引き分けを宣言し、噂が独り歩きしてきたことを証明した
そして、緑川君は空閑君にランク戦をする約束をした

先輩歯腕をくみ、頷きながら

悠「うんうん、ライバルって良いね」

　「あの…先輩」

私が先輩に話しかけようとしたら、今度は緑川君に妨害された

駿「迅さん！遊真先輩に勝ったら玉狛に入れてよ！」

先輩は困った顔をしながら

悠「いや、お前…草壁隊はどうすんの？やめちゃ、まずだろ…A級４位だし」

駿「兼業する！どっちもやる！」

　「…随分、無茶をいいますね」

悠「本当…無茶言うな〜」

先輩は、さらっと緑川君の話を逸らし
会場の出入り口に向かいながら、こちらに振り向くと

悠「……さて、ほんじゃ行こうか遊真、メガネ君」

空閑君と陽太郎君が米屋さんの方を向きながら

遊「すまんね、よーすけ先輩
　勝負はまた今度な」

陽「すまんな、陽助」

米屋さんは残念な顔をして

陽「ちぇー」