秘書は引っ張りだこです (ページ41)

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個人ランク戦のロビーにつき、空きブースに向かうと操作方法等を風間さんが教えてくれた

　「…風間さん、あり、がとう…ございます……」
　

蒼「このくらい、たいしたことじゃない」

士「解ったなら遣ろうよ、俺が最初ね」

　「ぇ…はい」

菊地原君は隣のブースに入った
歌川君は、気を使って声をかけてきた

遼「ごめんね、あいつデリカシーがなくて…でも、悪い奴じゃないからさ」

　「ぁ…いえ…お気になさらず」

風間さんは、試合の設定をしてくれた

蒼「とりあえず、5本勝負でいいか？」

　「…なん、でも……良いです」

私は仮想空間へ転送された
少し遠目に、菊地原君が転送された

『対戦ステージ市街地A ランク外対戦開始』

私達はスコーピオンを構えた
すると菊地原君が

士「人見知りなのに、戦えるの？」

私は深呼吸をすると

　「……戦闘時に感情は不要です」

士「意外と冷酷だね」

　「…」

菊地原君がスコーピオンで切りかかってきた
私はそれをスコーピオンで受け止める

私は前の戦いで風間さんが見せた足からスコーピオンを出す、もぐら爪で菊地原君の動きを止めたが
私はどこか違和感を感じた

士「ふーん…それ風間さんのまね？」

菊地原君は素早く、もぐら爪から足を抜き
体勢を整え、また切りかかってきた

激しい斬撃が続く中
かわしながら隙をうかがった

　〚…ここ〛

士「なっ！」

　「さようなら」

私はちょっとした隙を逃さず、菊地原君の頭を切り飛ばした
そして菊地原君はベイルアウトした