秘書は引っ張りだこです (ページ5)

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夜遅くに帰ったから、ご飯は自炊しなければならなかった
晩御飯を食べていると、先輩が帰還しリビングにやってきた

悠「よぉー！お疲れさま！」

　「…お疲れ様です」

悠「明日、メガネ君にまた会うんだけど、面白い奴にも会えそうでさ…来る？」

　「それは…来いって言っているようなものですよね」

悠「あ、バレた？」

ヘラヘラしながら、私の隣の席に座る先輩
私は手を合わせ

　「ご馳走様でした明日、何時ですか？」

悠「うーん…とりあえず、８時にここを出よっか」

　「分かりました」

私は食べ終わった食器をキッチンに持っていくと
先輩が机にへたり込みながら

悠「ねぇ〜、俺のは？」

ご飯くれと言わんばかりに
おねだりするような目で、こちらを見てきた

　「たまには、ご自分で作られてはどうですか？」

悠「うーん…久しぶりにAの手料理、食べたいな〜って思って」

　「はぁ……あまり材料がないので、簡単に済ませますね」

悠「Aが作るのは、なんでも美味いから大丈夫だ」

私は手早くご飯と味噌汁を用意し
冷蔵庫に鮭が一切れ合ったので焼いて先輩に出した
先輩は、どことなく嬉しそうだった

悠「お、和食いいね〜！頂きます！」
　

　「召し上がれ」

私は、先輩の隣に座ると

悠「また、腕上げたんじゃないか？いやぁ、美味い！」

　「大袈裟です…」

早食いのごとく、ご飯をかきこむ先輩

悠「ご馳走様でした！今日のは格別だったわ」
　

先輩は食べ終わると食器をキッチンにだし洗い始めた
私は、先輩が洗い終わった食器をふき食器棚に戻した

　「先輩、先に寝ます」

悠「おう、わざわざありがとな！また明日」

　「…はい、おやすみなさい」

私は、そのまま自室に戻り就寝した