秘書は引っ張りだこです (ページ39)

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三雲君がレイガストを超スロー散弾にし、訓練場内に撒き散らした

京「風間さんは透明のままじゃ、弾丸を防御出来ない…考えたな修」

　「ですが、カメレオンなしでも風間さんは強いです」

間合いをつめる風間さんに
三雲君は、レイガストでシールドチャージを使い
風間さんを壁際に追いやると
レイガストで壁の中へ風間さんを閉じ込め
レイガストから小さな穴をあけ
アステロイドを中に打ち込んだ

遊「…決まった」

煙がなくなると三雲君の首に風間さんのスコーピオンが刺さっていた

藍「…惜しかったわね」

遊「…いや、そうでもないさ」

時間差で風間さんの左腕が吹っ飛んだ
最後は引き分けに終わった

藍「風間さんと引き分けるなんて……！」

京「勝ってないけど大金星だな」

　「最後は、お見事です」

烏丸君と私は風間さんの所に向かった

京「うちの弟子がお世話になりました」

蒼「烏丸……そうか…お前の弟子か
　最後の戦法は、お前の入れ知恵か？」

京「いえ、俺が教えてくれたのは
　基礎のトリオン分割と射撃だけです
　後は全部あいつ自身のアイデアですよ
　どうでした？うちの三雲は」

しばらくの沈黙してから風間さんは口を開いた

蒼「……はっきり言って弱いな」

風間さんはトリガーをOFFにすると

蒼「トリオンも身体能力もギリギリのレベルだ
　迅が推すほどの素質を感じない……」

三雲君の方に視線を向けると

蒼「だが、自分の弱さを良く自覚していて
　それゆえの発想と相手を読む頭がある
　知恵と工夫を使う戦い方は俺は嫌いじゃない
　邪魔したな三雲」

遊真君は、その場を去ろうとした風間さんを挑発するように

遊「あれ？結局、俺とは勝負してくんないの？」

空閑君の挑発に風間さんは足を止め

蒼「……勝負？お前は、訓練生だろ
　勝負したければ、こちらまで上がってこい」

風間さんは、また歩きはじめた